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サムスン電子の洗濯機、米国コンシューマーレポートで1位


サムスン電子は米国の高級洗濯機市場の攻略に乗り出す。テレビや冷蔵庫とは異なり、米国市場で劣勢だったサムスン洗濯機がコンシューマー・レポートの評価で1位を得て、本格的なマーケティング準備を開始した。

21日、サムスン電子によると、米国の消費者専門誌であるコンシューマー・レポート(Consumer Reports)のドラム式洗濯機に対する評価で、評価対象65モデルのうちサムスンの大容量ドラム洗濯機(写真)が1位を獲得した。洗濯能力、エネルギー効率、水の使用量、洗濯容量、洗濯物の損傷などの洗濯性能に関連した5つの項目すべてで、唯一の最高グレード(Excellent)を獲得した。サムスン電子の洗濯機がコンシューマー・レポートの評価で、全項目で最高の評価を受けたのは今回が初めてだ。

サムスンのテレビは9年連続で世界市場1位、サムスンの冷蔵庫は上位を占めているが、洗濯機はドラム式洗濯機と全自動洗濯機を合わせて、米国市場で5~6位にとどまっている。米国企業であるメイタグ(Maytag)、ワールプール(Whirlpool)、ケンモア(kenmore)よりも劣勢で、ヨーロッパではミーレ(MILLET)などに押されている。しかし、今回のコンシューマー・レポートの評価を契機に、洗濯機もまた米国高級市場での立地を拡大していくという意志を見せている。特に北米の生活家電市場での高級製品の比率を、現在の35%から50%に引き上げる計画だ。

好評を博した洗濯機は、キングサイズの布団2枚を洗濯できる約25キログラム(5.6立方フィート)のクラス最大容量を備え、多くの米国主婦から注目されている。また、標準的なコース洗濯時間を半分に短縮した「スーパースピード」機能も人気だ。別途洗剤なしで洗濯槽をきれいに掃除する「セルフクリーンプラス」も主婦たちの好む機能であり、スマートフォンアプリを通じて異常が発生した場合に迅速な措置を支援する「スマートケア」などの便利な機能も備えている。

サムスンの米国洗濯機市場の攻略は、今月初めの世界家電展示会(CES)で洗濯機のアクティブウォッシュが好評を得て、さらに加速する見通しだ。この製品は来る4月から、ベストバイ、ロイズホーム、デポシアーズなど、米国の流通店舗で販売される予定だ。

サムスン電子の関係者は、「CESで熱い呼応を得た’アクティブウォッシュ’を北米で発売し、全自動洗濯機市場の攻略も強化する」と語った。
  • 毎日経済_イ・ジンミョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-21 17:10:35




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