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新韓カード、加入者の離脱防止ソリューション開発「予言マーケティング」導入

加入者離脱率20%ポイント減少 

  • 新韓カード、加入者の離脱防止ソリューション開発「予言マーケティング」導入
新韓カードがビッグデータで加入者の本心を見抜く「予言マーケティング」システムを導入した。このマーケティングを試験的にサービスした結果、加入者の離脱率が大幅に減った。

26日、新韓カードによると、同社は加入者の問合せ記録とホームページの書き込み、ソーシャルネットワークサービス(SNS)に上がってきた書き込みをビッグデータ分析し、加入者の行動を予測する「ビッグデータ離脱防止ソリューション」を最近、開発した。

相談内容の録音分をすべて文書データに変えた後、ここにホームページとSNSに上がってきた書き込みを加えて、契約終了が間近に迫った加入者を選別する仕組みだ。カードの解約が迫った加入者が相談の過程で使う単語に特定のパターンがあることを発見したのだ。ここにホームページのアクセス履歴とカードの使用履歴などを分析すると、非常に精密にカードを解約するかどうかを選り分けることができるというのが新韓カード側の説明だ。

新韓カードの関係者は、「SNSに上がってきた書き込みをビッグデータ・ソリューションに入れると、加入者の感情が肯定的か否定的かの心理状態はもちろん、感情の幅までもデータで分析することができる」とし、「ここから出てきたデータで、今後の行動を予測すると、高い正確性を得ることができる」と説明した。

新韓カードは、ビッグデータの情報をもとに、新しいカード商品の開発に本格的に乗り出す計画だ。Aカードの特典を追加したり抜いた際に、リアルタイムで伝わる消費者の反応を分析して新商品開発の源泉として使用できるということだ。例えば、航空会社のマイレージの特典の上限を下げた時の加入者の否定的な反応は微々たるものだったが、ホテルラウンジの飲料の特典を減らした時の否定的な感情が強く感じられたなら、これを直ちに反映して加入者の注目を集める方式だ。

新韓カードの関係者は、「ビッグデータ離脱防止モデルを試験サービスした結果、加入者の離脱率が20%ポイント以上減少したことが明らかになった」とし、「相当数の意思決定を従業員の直感ではなく、正確なデータをもとに行うようにしている」と述べた。
  • 毎日経済_ホン・ジャンウォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-26 16:10:12




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