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2015年見せる新車なし…現代自動車「米国スーパーボール」広告中断


現代自動車は今年、米プロフットボール(NFL)チャンピオン決定戦「スーパーボウル」の広告を行わないとし、その背景に関心が集まっている。現代自動車は2008年から昨年までの7年間、毎年数十億ウォン台の広告費を支出して、スーパーボールの広告を行ってきた。

しかし、来月1日(現地時間)に開催される「2015スーパーボール」では、現代自動車は広告を出さない反面で起亜自動車は広告を出すと26日、現代自動車グループの次元で明らかにした。

現代自動車が米国最大のスポーツイベントであるスーパーボールの広告を、今年は執行しないことにした背景は、見せるべき新車がないというのが主な理由とみられる。現代自動車が今年発売する新車の完全変更モデルは、SUV「トゥサンix」と準中型セダン「アバンテ」の2種類だ。これらの両方は、ともにスーパーボール以降に発売される予定だ。

現代自動車が昨年下半期に発売したモデルの中で、米国で新たに発売したモデルもない。

一方、起亜自動車は昨年の下半期にSUV「ソレント」を、韓国はもちろん米国でも発売し、これに対するプロモーション目的でスーパーボールを積極的に活用する方針だ。起亜自動車は2009年から毎年、スーパーボールの広告を行った。

現代自動車の関係者は、「スーパーボールが単に大型イベントだからとやたらに広告を打つよりも、実質的な効果を検討して執行するかどうかを判断しなければならない」と、今回のスーパーボールの広告中断の理由について説明した。

一方、グローバルな5大自動車メーカーとしての現代自動車が、世界の自動車メーカーが大挙参加するスーパーボールの広告から抜けたことは惜しいという反応もある。現代・起亜自動車がスーパーボールの広告を6~7年ほど実施し、米国内のブランド認知度の向上などの効果を見たことは事実だからだ。今年のスーパーボウルの広告主の自動車メーカーにはBMW、レクサス、ベンツ、トヨタ、日産、起亜などの6社と伝えられた。
  • 毎日経済_ユン・ウォンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-01-27 04:01:04




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