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サムスン電子、3月発売のGALAXY S6にサムスンペイを搭載…Appleに対抗


  • サムスン電子、3月発売のGALAXY S6にサムスンペイを搭載…Appleに対抗
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サムスン電子は来月にリリースする「GALAXY S6」に決済サービスの「サムスンペイ(仮称)」を搭載し、グローバルなFinTech(情報技術と金融の融合)事業に進出する。

関連業界によると3日、サムスン電子は来月1日にスペインのバルセロナで開催されるモバイル・ワールド・コングレス(MWC 2015)直前のアンパックイベントで、GALAXY S6の中核サービスである「サムスンペイ」を公開する予定だ。

サムスン電子は「サムスンペイ」のために、米国の電子決済会社ループペイ(LoopPay)、ペイパル(PayPal)、ビザカードなどと提携し、中国では銀聯と提携するなど、各国ごとに提携を通じて事業を進める。

モバイル決済サービスは国ごとに規制と事業環境が異なり、今回のGALAXY S6の発表では、まず北米市場をターゲットに発表する予定だ。サムスンが先だって協力を推進している企業は米国のループペイとペイパルだ。

ループペイはスマートフォンを磁気クレジットカード決済機の近くに持っていけば自動的に決済される「磁気ストリップ保護送信(MST/Magnetic Secure Transmission)」技術を持っている、この技術は別途のカードリーダーがなくても、店の決済端末(POS)を利用して決済を行えることが利点だ。

GALAXY S6のケースなどに部品(1ドル未満の銅コイル)が内蔵されており、スマートフォンをPOSにかざせばすぐに決済できて便利だ。加盟店の立場からも、別途にPOSを設置することなく使用できる。このような利点のために、ループペイは、すでに米国内に1000万カ所の加盟店を確保した。「サムスンペイ」は開始するやいなや1000万カ所以上の加盟店を確保することになるわけだ。ペイパルとも連動して、1億5000万人に達する加入者がGALAXY S6で簡単に決済できるようにする。

使い方も簡単だ。GALAXY S6に内蔵された「サムスンペイ」アプリに既存のクレジットカードを登録しておき、決済するときにアプリを実行して必要なカードを選択し、その後に端末機にかざせば決済される。アップルの「ApplePay」は、強力なセキュリティ機能と利便性で加入者を増やしているが、カードリーダーを普及させる必要があることから普及速度が遅く(現在22万)、サムスンペイはこれを克服できることから迅速に拡散する可能性がある。

国内では決済代行会社「イエローペイ」と協力して事業を進めることが有力だ。サムスンはすでに国内メジャーカード会社と「サムスンウォレット」サービスを行っているが、これにイエローペイが行っている6つの都市銀行(KB国民、新韓、ウリ銀、NH農協、シティ銀など)間のモバイル送金を利用することになれば、「サムスンペイ」がモバイル送金サービスのプラットフォームの役割を果たすことになる。

しかし、サムスンペイによる収益をサムスンが確保するわけではないことから、実績への直接の影響は限定的だと予想される。

この日、サムスン電子は全世界のマスコミを対象に、スペイン・バルセロナで開催される「サムスンアンパック」の招待状を発送した。業界では今回公開するGALAXY S6は、四角形の既存のスマートフォンと、両面に曲がるディスプレーを搭載した「GALAXY S6 Edge」の2種類をリリースすると予測している。これまでGALAXY Sシリーズはバッテリー着脱型だったが、今回はすべてバッテリー一体型で出し、側面には金属材料を用いて高級イメージを確保する予定だ。
  • 毎日経済_ソン・ジェグォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-03 17:32:06




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