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サムスン電子のテレビ、全世界で60%台のシェア…9年連続1位

「サムスンTV、今年6千万台売って1位守城」 

  • サムスン電子のテレビ、全世界で60%台のシェア…9年連続1位
  • < サムスン電子 フラットテレビ販売量 *資料=ディスプレイサーチ >

サムスン電子は10年連続で、世界テレビ市場1位の座を守ることに挑戦する。今年の目標は6000万台で、戦略兵器はSUHDテレビとオペレーティングシステム(OS)のTizen(タイゼン)だ。金炫奭(キム・ヒョンソク)サムスン電子映像ディスプレイ事業部長(社長)は5日、ソウル市駅三洞のラウム(RAUM)で開かれたSUHDテレビ・メディアデーで、「サムスン電子は昨年、不安定な経済環境の中でも力強い成長を成し遂げた」とし、「今年、10年連続で全世界テレビ販売1位を目標に掲げた」と明らかにした。

サムスン電子は昨年、全世界で5000万台を越えるテレビを販売しており、UHDなど高級テレビの売上げは全体の30%程度を占めた。特に米国や欧州など先進国の高級テレビ市場では、サムスンが60%台のシェアを記録した。国内では65インチ以上の製品10台のうち8台がサムスン高級テレビだ。サムスン電子は2006年にソニーを破って「テレビ皇帝」の座に上がって以来、昨年までの9年連続で全世界1位を守り続けている。キム社長は、「今年はサムスン電子が10年連続世界販売1位に挑戦する年」だとし、「目で見て感じるすべての感動を鮮やかに伝えることができ、今まで経験できなかった新たな価値をSUHDテレビを通じて消費者に提供していきたい」と明らかにした。

SUHDテレビは超高精細(UHD)LCDパネルに量子ドット(quantum dot)フィルムをかぶせ、画質を向上させるサムスンの回路設計と色再現技術を追加して誕生した、今年の戦略製品だ。他の量子ドットテレビと異なり、サムスン電子最高の色再現技術が加わり、新しい概念のテレビを作り出したというのがサムスン電子の説明だ。SUHDは超高画質を意味するUHDにスペクタクル、スーパー、スマートなどを意味する「S」を付けたものだ。この製品は別途に設定することなくワンクリックで、モバイルで見ていた映像をテレビで視聴することができ、スマートフォンのアラームに合わせてテレビが点灯し、天候やスケジュール情報などをテレビ画面で確認することができる。

サムスン電子のもう一つの兵器は「Tizen(タイゼン)」だ。サムスン電子は今年から、サムスンの独自OSであるTizenプラットフォームを、SUHDテレビを含むスマートテレビ全ファミリに適用する。スマートテレビを「モノのインターネット(IoT)」ハブとして育てるために、Tizenが搭載されたテレビを今年は3000万台販売することにした。全テレビの販売計画の半分の水準であり、サムスン電子がTizenテレビ3000万台の販売目標を達成した場合、世界のスマートテレビ市場で25%以上のシェアを確保することになる。Tizenテレビは直感的なユーザーエクスペリエンス(UX)、テレビ・モバイル機器間の簡単な接続、ゲームサービスをはじめとする拡大されたパートナーシップなどが利点として挙げられる。これに加え「モノのインターネット」に最適化された環境も提供する。

キム・ヒョンソク社長はこの日「コンテンツ」に対しても強調した。キム社長は「消費者にきちんとした価値を提供するために、コンテンツのエコシステムまで作る」とし、「ハリウッド映画会社やコンテンツプロバイダとUHDアライアンスを設立したし、全世界のコンテンツプロバイダと協力し、UHD映像の標準化を主導してしていく」と語った。

SUHDテレビ「JS9000」モデルの出庫価格は65型が790万ウォン、55型が549万ウォンだ。
  • 毎日経済_チョン・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-05 17:35:21




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