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600突き抜けたコスダック、これからの展望を専門家に尋ねる

スモールキャップのチーム長が見たコスダック展望 

  • 600突き抜けたコスダック、これからの展望を専門家に尋ねる
「火がつくのか、またつんのめるか」。コスダック(KOSDAQ)指数が6年8ヶ月ぶりに600線を突破し、今後さらに上昇できるかに市場の関心が集まっている。

コスダックは年初対比で収益率が10%を超え、世界の主要な株式市場の中で4位を走るほどまで指数上昇の流れに乗った状態だ。6日も前日より3.32ポイント(0.55%)上がった604.13を記録して、余勢を駆っている。

コスダック銘柄を扱う主要な証券会社の各スモールキャップチームのチーム長は、コスダック高が当分続くと予想した。ただし指数の大幅上昇ではなく、600線を越えて安着するレベルで上昇勢は仕上がるという見通しが多かった。イ・テギョン現代証券新事業チーム長は、「原油価格の急落などの大型輸出株を脅かす要因が消えたら、一時的な調整場が来るかもしれない」とし、「しかし、第2四半期までは上昇勢が維持されうるだろう」と展望した。

ユアンタ証券のチェ・ヒョンジェ投資分析チーム長は、「現在、コスダックの強さを導く銘柄はバイオやエンターテイメントなど、時価総額の上位銘柄」だとし、「ファンダメンタルズではなく期待感で上がった側面があるだけに、それらの実際の成績表がどのように出るのかで、600線安着を決定するだろう」と見通した。

有望銘柄に対しては、短期的な視点と長期的な視角を分けてアクセスするようにというアドバイスが多かった。まず、短くは実績が底を打ったと評価されるスマートフォン部品株に注目するようにという意見だ。

キム・ガプホ教保証券スモールキャップチーム長は、「昨年はスマートフォン部品株の実績が良くなくて、株価がかなり落ちた」とし、「とは言え、今年は失望感がかなり消えて、2~3四半期までの株価の流れが良さそうだ」とする。

ハナ大投証券(Hana Daetoo Securities)のイ・ジョンギ スモールキャップチーム長も、「モバイルコンテンツ関連企業は依然として期待される状況なので、スマートフォンアクセサリとカメラモジュールメーカーも注目に値する」と説明した。

しかし、専門家らはコスダック市場も長期投資の概念が定着する時だと口をそろえた。今の上昇勢を導く銘柄は、当面の業績よりも今後の動向を見て期待されるケースが多いため、1~2年程度は待ってみる忍耐力が必ず必要だというアドバイスも出てきた。彼らが注目する業種はバイオ、ゲーム、FinTech、炭素排出権関連の銘柄に凝縮された。キム・ガプホ チーム長は、「高齢化とモバイル化は、世界的にも当然起こりうると見るトレンド」だとして、「韓国産業の未来事業であるだけに、この分野に資金・人材等が集中するしかない」と明らかにした。イ・ジョンギ チーム長は、「最近、コスダック市場で最も重要な比重を占めるスマートフォンゲーム株価は、5~6年前にはこれらのと同じような位置にあったことを考えなければならない」と強調した。

投資家がコスダック市場に投資するとき、最も注意すべき点としては「理由のない追従売買」があげられた。各スモールキャップ長は最近、負債を出してコスダック市場で取引される信用残高の規模が、有価証券市場を越えて3兆ウォンに迫るほど大きくなったという点を境界信号として受け止めていた。

イ・テギョン チーム長は「コスダック企業に投資する時は、経営陣の履歴や財務状況などを必ず確かめなければならない」とし、「企業の規模が小さいため、経営陣の判断にしたがって会社が成長する可能性も、逆に不安定になりもする」と語った。

チェ・ヒョンジェ チーム長は、「企業分析レポートなどの銘柄情報にアクセスできる情報が、有価証券市場の企業よりもはるかに少ない点が致命的」だとし、「情報公開が比較的よくされており、本人もよく知っている会社を中心に対象を絞り込むべき」だと、投資ポイントを伝えた。
  • 毎日経済_ソン・ドンオ記者/チャン・ジェウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-06 15:40:10




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