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数字経済 > 企業 > サムスン電子半導体工場近く、中国西安にホテル新羅が建つ
中国千年の古都である西安に新羅ホテルが建つ。新羅ホテルはサムスン電子の半導体工場のある中国陝西省西安市高新区にホテルの立地を決めた。
高新区に新築中のビルを賃借したり、委託運用する形で「新羅ホテル」ブランドを掲げてホテル業を繰り広げることになる。
新羅ホテルの李富真(イ・ブジン)社長(写真)は昨年12月15日、西安を訪問し陝西省の婁勤倹省長、西安市の董軍市長などと単独面談し、事業協力の方案を議論した。イ社長は、陝西省の最高位級と面談後、西安市でホテル事業の推進を決定し、新羅ホテルの超一流ブランドにふさわしい事業推進を指示したことが分かった。
西安市の現地関係者は「新羅ホテルがサムスン電子のNAND型フラッシュ工場が立地した西安市高新区のオフィステル地域でホテル事業を行うことに決定した」とし「新羅ホテルが建物を直接建てたり所有するよりは、現在建設中のビルを賃貸したり委託運用する形でホテル経営に乗り出す」と明らかにした。
新羅ホテルはホテル立地選定を終えた後、年内に本格的な準備作業に乗り出すことが分かった。新羅ホテルがこのように速度戦を広げる理由は、サムスン電子のNAND型フラッシュ工場が完成し、十分な内部需要を確保したためだ。
サムスングループの関係者は「新羅ホテルが西安市のホテル事業に参入する場合、直接投資ではなく、委託運用方式で進行する可能性が高い」とし「西安市のサムスン半導体工場で年間500人以上の国内人材が常駐しており、新羅ホテルの事業性は十分だ」と説明した。
実際に西安サムスン半導体工場が建ってから、その周辺のホテルには長期滞在する「サムスンマン」とそのパートナーが目に見えて増えた。半導体工場に近いホテルの価格が急騰すると、一部のホテルでは部屋を予約することも難しい雰囲気だ。
新羅ホテルは「サムスン効果」を除外しても西安市に十分な観光需要があると判断しだ。秦の始皇帝の巨大な墓地の一部である「兵馬俑坑」と楊貴妃の浴槽が残っている温泉「華清池」、4車線の道路幅で14キロメートルを囲む西安城郭、中国4大名山「崋山」などが代表的な名所だ。