トップ > 数字経済 > 企業 > LG電子、中国・南京工場で生産の洗濯機3000万台突破

LG電子、中国・南京工場で生産の洗濯機3000万台突破


  • LG電子、中国・南京工場で生産の洗濯機3000万台突破
中国は世界の家電メーカーの墓だ。サムスンとLGなどの韓国国内メーカーはもちろん、ドイツのシーメンス、日本のソニーなど、世界的に有名な家電メーカーは主要な家電市場で首位を走るが、ほとんどは中国ローカル企業の価格競争力に押されて品目別で10位圏外に押し出された。このような状況で、LG電子の「メイド・イン・チャイナ」の洗濯機は累積販売3000万台を突破した。今年で20年目を迎える、中国江蘇省・南京工場で成し遂げた成果だ。南京は現在、韓国・昌原(チャンウォン)に続いて第2の洗濯機の生産基地となった。

LG電子は11日、中国で生産した洗濯機が3000万台を超えたと明らかにした。LG電子は、具本茂(ク・ボンム)会長が具滋均(ク・ジャギュン)名誉会長からグループ大権を譲り受けた年の1995年から、南京工場で洗濯機を生産している。

この工場で作られた洗濯機は、2012年2月で2000万台(累積)を突破したことに続き、今月初めに3000万台を超えた。最近3年間の生産量は1000万台で、10秒に1台の割合で、工場から洗濯機の完成品が出てきたわけだ。南京工場は昌原に続き規模が2番目で、LGの国外洗濯機の生産拠点の中では最も大きい。

南京工場では大容量のドラム式洗濯機と全自動洗濯機などが生産され、ここで作られた製品は約半数が中国現地で消費される。いくつかの品目は米国など、世界90カ国に輸出されている。このような生産能力を土台に、LGの洗濯機は中国で5位メーカーに成長した。中国の内需はもともと地元企業による排他性の強い市場で、5位に入っただけでも意味のあることだと受け止められる。LG電子の関係者は、「中国の洗濯機事業の成長の原因は、中国国内市場の活性化と中国以外の地域への輸出を挙げることができる」と説明した。

  • LG電子、中国・南京工場で生産の洗濯機3000万台突破
  • < LG電子 南京洗濯機工場の現況 >

特に洗濯機は、チョ・ソンジンH&A事業本部長(社長)の洗濯機事業部長時代から、統一されたプラットフォームとモジュール化設計などを通じ、世界最高水準の生産効率を確保した製品だ。チョ社長は洗濯機の音を聞くだけで、どこに問題があるのか分かるほどの洗濯機の専門家だ。チョ社長は1998年、洗濯機研究所長時代に洗濯機の効率を向上させるダイレクトドライブ(DD)モータを開発しており、このモータは南京工場で作られた製品にも採用された。

LG電子は現在、韓国(チャンウォン)中国、ベトナム、ロシア、ポーランド、インド、ブラジルなど計7カ国に洗濯機の生産基地を確保しており、年間生産量は1250万台(2013年時点)に達する。特に中国、昌原、インド工場には、単独ラインで複数モデルの製品を作ることができる混流生産方式が確立された。このような混流生産は、効率を高めるところに寄与している。このような生産能力をもとに、LG電子のブランドは世界の洗濯機市場1位を占めている。

GfKなどの市場調査会社によると、LG洗濯機の世界市場シェア(金額ベース)は12.3%にのぼる。

中国はLGにとって単なる国外事業の場ではなく、ともに成長するもう一つの国内市場だ。LGは、1993年10月にLG電子が恵州市に生産法人を設立して中国に進出して以来、LG電子、LGディスプレー、LG化学など6つの系列会社で34の生産法人を運営している。
  • 毎日経済_チョン・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-11 17:40:36




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア