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サムスン電子、アップルペイの対抗馬「ループペイ」買収


  • サムスン電子、アップルペイの対抗馬「ループペイ」買収
サムスン電子が18日(現地時間)、米モバイル決済ソリューション企業のループペイ(LoopPay)の買収を発表した。買収金額は両者の合意のもとで公開しなかった。

ループペイはクレジットカードの情報が登録されたスマートフォンを利用してマグネット方式の決済端末で決済することができる特許技術を保有している会社だ。既存の決済端末を交換することなく、スマートフォンをクレジット決済手段として活用できる汎用性のため、情報技術(IT)企業から大きな関心を受けてきた。特に決済するにあたって、スマートフォン以外に他の機器が必要しないという点で、アップルペイの強力なライバルとして注目されていた。

サムスン電子は昨年8月、ビザやシンクロニーなどと一緒に投資を進めており、最終的には今回に買収を決定した。今回の買収で、ループペイの創業者であるウィル・グレイリン(Will Graylin)、ジョージ・ウォーラー(George Waller)などの主要役員がサムスン電子に入社し、他の従業員と技術などのすべての資産もサムスン電子のモバイル事業部の傘下に移動する予定だ。

今回の買収で、サムスン電子は一気にモバイル決済の強者として浮上する見通しだ。ループペイが保有しているマグネチックセキュリティ伝送(MST)技術をスマートフォンに適用すれば、カード決済市場の90%以上を占めるマグネチック基盤のカード決済機をすぐに使用することができる。

アップルペイがiPhone一つだけで決済が行われるという手軽さで好評を博したこと以上の便宜性を提供することになるわけだ。今回の買収で、近いうちに公開されるGALAXY S6にも関連したモバイル決済技術が搭載される可能性が高くなった。

サムスン電子IM(IT・モバイル)部門の申宗均(シン・ジョンギュン)代表は「今回の買収で全世界のモバイルコマース分野の革新を先導するのに、さらに拍車をかけるだろう」と明らかにした。
  • 毎経ドットコム_キム・ヨンヨウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-19 09:22:02




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