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ロッテグループ、ロシア・モスクワの超大型ショッピングモールの買収推進


ロッテグループは、露モスクワ所在の超大型複合ショッピングモールの買収を推進している。

24日、韓国内の投資金融(IB)業界によると、ロッテグループはモスクワ北東のクールスク駅近くの近代的な複合ショッピングモール「アトリウム」買収を推進している。

総営業面積10万3000平方メートル(約3万1158坪)の規模だが、複合ショッピングモールとしてはモスクワ最大の遊園地アートリーランドをはじめ、衣料品店、マルチプレックス劇場、レストランなどが入店している。ロッテグループが2007年にモスクワにオープンした、ロッテデパートの最初の国外出店店舗であるモスクワ店の営業面積が2万3140平方メートル(約7000坪)という点を勘案すれば、4倍以上の規模だ。

買収金額はまだ交渉中なので流動的だが、数千億ウォンに達するかなり大型級の取引きだと伝えられた。

これに対してロッテグループの関係者は、「ショッピングモール買収を打診しているのは確かだが、まだ初期段階」だと言葉を慎んだ。しかし、ロッテグループの幹部が1ヶ月前頃に、ロシア、モスクワを含む世界の主要な流通チャネルを直接探訪したことが確認された。今回のショッピングモール買収にかなり力を入れているという傍証だ。

ロッテは最近、ルーブルの価値が下落しており、すでに進出しているホテルと製菓業で成功的な回収が始まったという判断で、ロシア地域の投資拡大を積極的に検討していると伝えられた。業界関係者は、「最近、ルーブルの価値が下落し、買収するに有利な環境ができてきたと判断したと思う」と語った。24日時点で1ルーブルは17.32ウォンで、昨年3月26日に史上最高値だった30.35ウォンに比べて半分近い水準に価値が落ちた状況だ。

モスクワ地域で既存の投資店舗の成果が可視化していることも、今回の買収に一役買ったと見られる。2007年にオープンしたロッテデパート・モスクワ店は、今年8年ぶりに黒字転換を期待されており、7つ星の「ロッテホテル モスクワ」は先月、ロシアホテルランク1位に上がるほどで、現地でも成功を収めたという評価を得ている。最近3年間、ロシアではショッピングモールやデパートなどの流通業が急膨張している。

流通業界の関係者は、「ロシアでホテル業が盛んになり、本格的にホテルやデパートなどで事業拡大を図るものだろう」と語った。

ロッテグループはこれまでのモスクワのホテルやデパートなど、7000億ウォン以上投資したものを含めて最近、サンクトペテルブルク所在の建物の買収や工場の拡張など、ロシアのみで1兆ウォン以上投資する予定だ。これまでのデパートとホテルにショッピングモールまで加えると、集客力などでかなりの相乗効果が期待される。

先だってロッテグループは昨年11月、サンクトペテルブルクにある文化財の建物を約1億ドルで買収し、現在5つ星のブティックホテルとして改造工事を進めている。2017年にオープン予定のホテルもルーブルで投資したおかげで、コストの面で利点を得たと伝えられた。ロッテはこれとともに、ロシアのカルーガ州にある製菓工場のチョコパイの生産ラインを2倍に増築する予定だ。
  • 毎日経済_キム・ジュヨン記者/イ・ハンナ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-25 06:08:56




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