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SKハイニックス、「PC RAM・STT-MRAM・ReRAM」差別化狙ってニューメモリに集中


  • SKハイニックス、「PC RAM・STT-MRAM・ReRAM」差別化狙ってニューメモリに集中
  • < SKハイニックス次世代メモリーの開発・連携の現状 >

SKハイニックスがPC RAMなどの、次世代メモリー半導体を新しい成長動力として育てる。このために、今年は次世代製品をどのようなIT機器に適用するかの、方向性を定めるという戦略を立てた。SKハイニックスの関係者は25日、「次世代半導体であるニューメモリデバイスは、PC RAM・STT-MRAM・ReRAMの3つで定立した」とし、「今年はどんな製品に作るかその方向を明確に設定した後、これに合わせて技術開発できるように、(工程を)切り替えていく計画だ」と明らかにした。次世代半導体はDRAMとNAND型フラッシュメモリに代表されるメモリを、低消費電力・高容量仕様にアップグレードした半導体だ。SKハイニックスはIBMや東芝など手を組んで、2~3年以内に商用化を目指して開発作業をしている。

PC RAMはNAND型フラッシュと比較して、通常の読み取り・書き込み速度は100倍以上高速で耐久性は1000倍以上に良い半導体で、SKハイニックスはIBMとともに開発を進めている。STT-MRAMの開発パートナーは東芝だ。

STT-MRAMは高速・低消費電力での動作が可能で、電源がなくてもデータの保持が可能な不揮発性メモリだ。また、技術的な限界とされる10ナノ以下でも集積が可能だ。SKハイニックスはHPと提携を結んで開発中のReRAMは不揮発性メモリで、高速動作・大容量・低消費電力が要求される機器に適用可能だ。

このように、SKハイニックスが次世代半導体分野で素早く動く背景には、メモリの主導権を引き継いでいくという戦略も含まれている。

最近、サムスン電子が10ナノプロセス技術を確保して技術的リーダーシップを固めたが、SKハイニックスはまだ20ナノ級メモリが主力だ。サムスン電子とプロセス格差が縮まらない状況で、SKハイニックスが生き残れる道は差別化にあるというのが半導体業界の共通した意見だ。差別化の鍵はPC RAMなど次世代半導体にある。
  • 毎日経済_チョン・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-02-25 22:01:02




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