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数字経済 > 企業 > サムスン電子、10年目にして「ブルー同盟」チェルシーとのスポンサー契約終了へ
サムスン電子は、イングランド・プレミアリーグのチェルシーとのスポンサー契約を終了する。
25日、韓国のスポーツ業界と日本の産業界によると、サムスン電子は2005年から10年間続いてきたチェルシーのスポンサーを、これ以上延長しないことにした。
これによりサムスンとチェルシーの、青い色のユニフォームでつながった「ブルー同盟」は幕を下ろすことになった。チェルシーはサムスン電子の代わりに、日本のタイヤメーカーである横浜ゴムとスポンサー契約を結ぶと伝えられた。
サムスン電子は、2005年6月から始まったチェルシーのスポンサー契約が2009年に終わるやいなや、2013年5月まで一度延長した。その後、2012年5月チェルシーが2011~2012チャンピオンズリーグで優勝した後は、スポンサーシップ契約期間を2015年5月まで延ばした。これまでサムスン電子は、チェルシーのユニフォームにサムスンのロゴを貼り付け、競技場広告と電子製品全体に対するスポンサー権を持っていた。
サムスン電子はチェルシーのスポンサーとなって、1億人を超える世界的なチェルシーファンのサムスン認知度が高まり、欧州内のブランドパワーも大きく引き上げた。
サムスン電子の欧州の売上げも2005年以降、着実に成長勢を記録した。
サムスン電子側はチェルシーとのスポンサー契約終了の理由や、今後他のスポーツチームのスポンサー契約については明らかにしていないが、2005年当初の契約を結ぶ時に期待した目標をほとんど達成したためと分析される。
国際オリンピック委員会(IOC)委員である李健煕(イ・ゴニ)サムスン会長の、スポーツを通じたサムスンのブランドパワー底上げ戦略が的中したものだ。