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韓国産テレビ、HD・FHD・UHD市場でシェア1位「グランドスラム」達成


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ウルトラHDテレビ、昨年のグローバルシェア1位に…サムスン電子は34%、LG電子は14%を占める

韓国産テレビは昨年、超高画質のウルトラHD(UHD)テレビ市場のシェアで1位になったことが分かった。2013年まで韓国は、中国と日本の企業に押されて3位だったが、1年にして逆転に成功した。

これにより、韓国産テレビはHDとフルHD(FHD)に続いてUHDまで、すべてにおいて世界第1位となり、3つの解像度を席巻する「グランドスラム」を達成した。6日、市場調査会社ディスプレイサーチによると、世界のUHDテレビ市場において、サムスン電子やLG電子などの韓国産テレビのシェアは、2013年の19.7%から昨年の48.1%へと跳ね上がり、1位を占めた。サムスン電子は34%、LG電子は14.1%のシェアを記録した。

これに比べて2013年のシェアが1位だった中国(51.9%)と2位の日本(28.0%)は、昨年、30.6%と16.0%へと1順位ずつ押し出された。韓国産テレビは解像度が高いほど、より高いシェアを示した。韓国は昨年、HD、FHD、UHD市場でそれぞれ38.1%、43.9%、48.1%のシェアを記録した。解像度は、HD(100万画素)、FHD(200万画素)、UHD(800万画素)の順に高くなる。これは韓国産テレビがプレミアムテレビ市場をリードしていることを意味する。電子業界では韓国産テレビのUHD市場占有の原因について、サムスンとLGがUHD市場の拡大に合わせて、中国と日本を圧倒的に凌駕する技術の開発と、マーケティングを広げた結果だと分析している。

業界関係者は、「UHDテレビ市場は2012年に始まった後、2013年を経て、2014年に本格的に開かれることとなった」とし、「サムスンとLGは時を待っていたかのように特別な品質を武器に積極的にマーケティングを行い、結果、既存のHDとFHD顧客をUHDに引き入れた」と述べた。

実際、ディスプレイサーチによると、全世界のUHDテレビの販売台数は2012年には1万台程度だったが、2013年には160万台、2014年に1270万台と、爆発的に成長した。サムスン電子は2013年下半期にUHDテレビを最初に発売し、モデル数を昨年の18モデルから今年は35モデルに拡大して世界市場で総力戦を繰り広げた。このおかげで、サムスン電子は昨年、北米のUHD市場で売上高基準59.7%という圧倒的な1位を占めた。

LG電子は、先だって2012年下半期に最初のUHDテレビのモデルを発売した後、着実にラインナップを拡大した結果、2015年には60モデルまで増やすことができた。特にUHDモデルをLCDから有機発光ダイオード(OLED)まで拡大して攻略している。サムスンとLGは今年並んで「プレミアムテレビ市場の支配力の拡大」を明らかにしており、UHDテレビの生産を拡大する計画だ。市場が急激に成長してテレビ市場の新しいキャッシュ・カウとしてUHDが浮上したためだ。市場調査会社のストラテジー・アナリティクス(SA)によると、今年のUHDテレビの出荷台数は2750万台で、昨年(1210万台)より127.3%増加する見込みだ。2018年の出荷量は年間1億台レベルになると展望された。これは、世界テレビ市場需要の2億台の半分に達する規模だ。

SAは、UHDテレビ市場が最も活発に成長する国として米国を挙げた。

2020年にはアメリカの家庭の半分がUHDテレビを保有して割合が最も高くなり、続いて西ヨーロッパ、オーストラリア、韓国、中国の順になると予想した。

SAは、UHDテレビの需要が世界的に急激に増えると予想しながら、その理由を価格の下落とモデルの多様化にあると分析した。また今年、サムスン電子が最近発売した量子ドットフィルムを用いたSUHDテレビやLG電子のUHD OLEDテレビなど、プレミアム製品群のラインナップも強くなると予想した。
  • 毎日経済_ユン・ウォンソプ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-03-06 16:08:37




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