トップ > 数字経済 > 経済 > 韓国銀行、基準金利0.25%ポイント下げて史上初の年1％台へ
韓国銀行は基準金利を史上初めて年1％台に下げた。家計負債が急激に増えており、「流動性トラップ」の懸念が提起されているが、成長の勢いが当初の見通しに達しないものと予想され、基準金利の引き下げを通じて景気回復のモメンタムを生かそうという理由からだ。
韓国銀行は12日、金融通貨委員会本会議を開き、基準金利を従来の年2.00％から1.75％に引き下げた。李柱烈（イ・ジュヨル）総裁の就任以来、3回目の金利引下げを断行したわけだ。昨年8月と10月に基準金利を0.25％ポイントずつ引き下げたことに続き、再び5か月ぶりに金利を下げた。
この日、金融通貨委員会本会議の直後に開かれた記者懇談会で、イ・ジュヨル総裁は「金融通貨委員会は、最近の国内外の金融経済状況を総合的に点検した結果、成長勢が当初の展望に達し得ないと見えるし、物価上昇率もさらに低くなると予想されるため、基準金利を0.25％ポイント引き下げることが望ましいと判断した」と述べた。イ総裁は続けて、「昨年の下半期、数回にわたって基準金利を0.5%ポイント下げたことがあるが、追加引き下げを通じて景気回復のモメンタムを生かす必要があると判断した」と付け加えた。
しかし、今回の金利引き下げについて、世論の圧力と市場に引っ張られた格好だったという点で、イ総裁に対する批判の声が高い。市場が信号を送って、韓国銀行がそれに引っ張られる格好になったからだ。金融通貨委員会が開かれる10日以上前から、債券金利は基準金利より下に落ち始め、韓国銀行は市場の期待感に負担を感じていた。特に金融通貨委員会本会議を控えて、政界と政府の圧迫が最高潮に達し、「押されるように」金利引き下げに乗り出した姿になった。
これに対してイ・ジュヨル総裁は、市場の金利引き下げの可能性を予告していたという立場だ。イ総裁は、「先月23日の国会業務報告で、我々が期待したほどの経済成長や物価の流れが進まない場合は金利で対応するとした。強力なシグナルではないかもしれないが、申し上げていた」とし、「10日に公開された2月の金融通貨委員会の議事録を見ると、複数の金融通貨委員らが金利政策は必要だと述べていた」と説明した。
一部では、0.25％ポイントの引き下げ幅をめぐって、さらに拡大しなければならないという声を出している。0.25％ポイントの引き下げでは、内需と輸出回復のモメンタムを生き返らせることは難しいという理由からだ。
韓国銀行、基準金利0.25%ポイント下げて史上初の年1％台へ
また、後手になった韓国銀行
< 韓国銀行の基準金利 >
韓国銀行は12日、金融通貨委員会本会議を開き、基準金利を従来の年2.00％から1.75％に引き下げた。李柱烈（イ・ジュヨル）総裁の就任以来、3回目の金利引下げを断行したわけだ。昨年8月と10月に基準金利を0.25％ポイントずつ引き下げたことに続き、再び5か月ぶりに金利を下げた。
この日、金融通貨委員会本会議の直後に開かれた記者懇談会で、イ・ジュヨル総裁は「金融通貨委員会は、最近の国内外の金融経済状況を総合的に点検した結果、成長勢が当初の展望に達し得ないと見えるし、物価上昇率もさらに低くなると予想されるため、基準金利を0.25％ポイント引き下げることが望ましいと判断した」と述べた。イ総裁は続けて、「昨年の下半期、数回にわたって基準金利を0.5%ポイント下げたことがあるが、追加引き下げを通じて景気回復のモメンタムを生かす必要があると判断した」と付け加えた。
しかし、今回の金利引き下げについて、世論の圧力と市場に引っ張られた格好だったという点で、イ総裁に対する批判の声が高い。市場が信号を送って、韓国銀行がそれに引っ張られる格好になったからだ。金融通貨委員会が開かれる10日以上前から、債券金利は基準金利より下に落ち始め、韓国銀行は市場の期待感に負担を感じていた。特に金融通貨委員会本会議を控えて、政界と政府の圧迫が最高潮に達し、「押されるように」金利引き下げに乗り出した姿になった。
これに対してイ・ジュヨル総裁は、市場の金利引き下げの可能性を予告していたという立場だ。イ総裁は、「先月23日の国会業務報告で、我々が期待したほどの経済成長や物価の流れが進まない場合は金利で対応するとした。強力なシグナルではないかもしれないが、申し上げていた」とし、「10日に公開された2月の金融通貨委員会の議事録を見ると、複数の金融通貨委員らが金利政策は必要だと述べていた」と説明した。
一部では、0.25％ポイントの引き下げ幅をめぐって、さらに拡大しなければならないという声を出している。0.25％ポイントの引き下げでは、内需と輸出回復のモメンタムを生き返らせることは難しいという理由からだ。
- 毎日経済_ソ・ドンチョル記者／チェ・スンジン記者／キム・テジュン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2015-03-12 18:02:14
