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サムスン電子、第一四半期の営業利益上昇…その背景は


サムスン電子は7日、今年の第1四半期に5兆9000億ウォンの営業利益を上げたと明らかにした。昨年の第4四半期(5兆2900億ウォン)に比べて11.5%増加した数字で、市場の期待を上回るサプライズ実績だ。これまで証券会社が予想したサムスン電子の営業利益は、平均で5兆4400億ウォンだった。

ただし第1四半期の売上高は47兆ウォンで、前四半期(52兆7300億ウォン)に比べて7%減少した。第1四半期は伝統的にIT業界のオフシーズンであるうえに、ユーロ安など、為替レートの影響を受けたものと見られる。サムスン電子の今年の第1四半期の売上高と営業利益は、昨年の第1四半期(売上高53兆6800億ウォン、営業利益8兆4900ウォン)に比べてそれぞれ6兆6800億ウォンと2兆5900億ウォン減少した。

前期よりもこの第1四半期の営業利益が増えた背景には、△昨年の半ばから着実に行われた事業構造調整の成果、△完成品部門でのマーケティングコストの削減、△持続的な生産原価の削減努力、△主要取引先に対する先制的なギャラクシーS6の大量提供、などが挙げられる。

サムスン電子はこの日、部門別の営業利益は公開しなかったが、証券業界では4大事業部門のうち、半導体とモバイルが良かったのだろうと分析している。この日、サムスン電子の株価はサプライズ実績にもかかわらず、前日よりも0.54%下落した。第1四半期の実績が既に株価に反映されたためという分析だ。
  • 毎日経済_キム・デヨン記者/パク・チュンヒョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-07 17:49:28




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