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サムスン電子のギャラクシーS6、10日に出撃


  • サムスン電子のギャラクシーS6、10日に出撃
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「商品企画の段階から8000万件以上をこえるスマートフォン利用者のビッグデータを調査しました。消費者は最高の性能に加え、しっかりとした基本機能と利便性を求めていることを発見しましたよ」。

サムスン電子が9日明らかにした、ギャラクシー(GALAXY) S6の製作秘話だ。ギャラクシーS6は内部で「プロジェクト・ゼロ」と呼ばれた。これまでの制作慣行を原点から再検討して、全世界のスマートフォンユーザーの消費行動データから機能や性能を把握し、これをもとにギャラクシーS6を作ったというわけだ。

サムスン電子の申宗均(シン・ジョンギュン)IM部門長(社長)は9日、ソウル市の瑞草(ソチョ)社屋多目的ホールで開かれた「ギャラクシーS6ワールドツアーソウル」イベントで、「真正な革新を行おうとしたし、より必要な機能を作り出そうとした」とし、「これが本当の革新だと信じていた」と説明した。

実際、ギャラクシーS6で初めて登場させた両面エッジデザインは、内部では完成度の不足と供給不足が懸念されるという異見もあったが、動画や写真を見るときの没入感を好むという、消費者のビッグデータ分析を通じて採択することに決定した。また、ホームボタンを2回押すと0.7秒で動作するカメラ機能とリアルタイム画像補正(HDR)機能を、前・後面カメラ(背面1600万画素、前面500万画素)の両方に採用したこともビッグデータ分析の産物だ。スマートフォン利用者の半分が暗いところで撮影を試みることがわかり、夜も鮮明に撮影できるようにしたわけだ。初めて試みた無線充電や急速充電(10分以内の充電で4時間使用)も、充電を迅速かつ簡単にして欲しいという要求がますます増えてきているという分析を通じて採択した。

「サムスンペイ」はこれまでの多くのモバイル決済は利用しにくく、アプリケーション(アプリ)のインストール後に認証プロセスを経なければならないなど、複雑だという不便さを解決するために採用された。ギャラクシーS6はどの画面でも、下から上に画面をスワイプするだけでサムスンペイを実行できるようにした。サムスン電子の関係者は、「新たに登場した機能は、精巧なデータ分析を通じて、消費者の立場から必要な要求を一つ一つ解決した結果」だと強調した。

シン・ジョンギュン社長は、ギャラクシーS6とS6エッジが歴代最も売れたギャラクシーシリーズとなるという自信を見せた。去る2010年6月にデビューしたギャラクシーシリーズの中で、最大の販売量を記録したのは「ギャラクシーS4」で7000万台ほど売れたが、これよりもより多くの販売量を提示したわけだ。サムスン電子はギャラクシーS6とS6エッジを10日、韓国を含めて米・英・独などの20カ国で販売し、全世界に順次発売する。
  • 毎日経済_ソン・ジェグォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-09 18:04:38




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