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2010年に始まった「サムスン・ギャラクシーの歴史」、今年はいかに


サムスン電子が初めてギャラクシー(GALAXY)を出荷したのは2010年6月4日だ。2009年当時、世界のスマートフォン市場でのシェアが3.7%に過ぎなかったサムスン電子が、国産スマートフォン「ギャラクシーS」を発売して「ギャラクシーの歴史」は始まった。ギャラクシーSはサムスン初のAndroid(アンドロイド)スマートフォンで、国内発売70日間で100万台以上が売れ、世界的には2500万台以上売れた。

翌年、サムスンが出したギャラクシーS2は、2011年の「モバイルワールドコングレス(MWC)」で「今年のスマートフォン」に選ばれた。前作よりも反応速度が速くなり、画面がより広くなった。国内では1カ月めで100万台以上が売れ、20ヶ月の間に全世界で4000万台が売れて、前作よりも良い反応を引き出した。

この勢いを続けて、ギャラクシーの歴史の全盛期を開いた製品がまさにギャラクシーS3だ。2012年5月に出したギャラクシーS3は、発売2週間で900万台以上の事前注文を受け、サムスンがアップルと競争できるメーカーとして立つところに貢献した。ギャラクシーS3は、販売2年7ヶ月めで累積販売6000万台を突破して、国内外の販売記録を更新した。これにより、サムスン電子は全世界のスマートフォン出荷台数1位の記録を継続した。

2013年にギャラクシーS4を発売したサムスン電子は、世界全体のスマートフォン市場シェアが4年めで8倍以上に増えて、32.3%を占めることになる。ギャラクシーS4は累積7000万台の販売台数を記録した。しかし、昨年に出荷したギャラクシーS5は前作に比べて大きな反応を得られず、不十分な販売量につながった。これはすぐさまサムスン最悪の実績の主要因となった。

心機一転のためにサムスンは「プロジェクト・ゼロ」というコード名のように、すべてを原点から考え直してギャラクシーS6とS6エッジを出した。しっかりとしたハードウェア仕様を土台に、競合社のアップルに比べて物足りないとされたデザインに大きな変化を与えた。メタルとガラス素材をいかし、「エッジ」モデルはデュアルカーブド・ディスプレイを採用して変身を試みた。国内の事前予約の量だけで30万台を超えるなど、市場の反応は熱い。

新しいギャラクシーシリーズを出すたびに、その反応はサムスン電子の営業利益にもつながった。全世界的に良い反応を見せたギャラクシーS3がリリースされた直後、2012年の第3四半期は営業利益が8兆600億ウォンを、第4四半期には8兆8400億ウォンを記録した。ギャラクシーシリーズ史上最も多くの販売量を記録したギャラクシーS4が2013年4月に発売され、第3四半期の営業利益は10兆ウォンを超えた。業績不振を免れなかった昨年は、ギャラクシーS5が出荷されたにもかかわらず、営業利益はしだいに減少して、第3四半期には4兆ウォン台まで落ちた。
  • 毎日経済_チョ・ヒヨン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-09 18:02:21




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