トップ > 数字経済 > 経済 > IMF、今年の韓国経済成長展望3.3%に下方修正

IMF、今年の韓国経済成長展望3.3%に下方修正


  • IMF、今年の韓国経済成長展望3.3%に下方修正
国際通貨基金(IMF)が今年の韓国の経済成長率見通しを2か月ぶりに再び下方修正した。

IMFは14日に発表した世界経済展望(WEO、World Economic Outlook)レポートで韓国の今年の国内総生産(GDP)成長率の展望値を3.3%で提示した。これは、去る2月にIMFが「G20グローバル展望と政策課題」報告書で予測した3.7%より0.4%ポイントも下げたものだ。

IMFは昨年10月、韓国の今年の経済成長率の展望値として4.0%を最初に提示した後、相次いで2回も下方修正したわけだ。下方修正の幅も1回目の0.3%ポイントから0.4%ポイントへと大きくなった。

IMFの今回の予測値は韓国銀行が9日、新たに提示した展望値(3.1%)より0.2%ポイント高い。しかし、韓国政府が目標とする今年の成長率の展望値(3.8%)と比較すると0.5%ポイントも足りない。IMFはまた、韓国の来年の経済成長率として、今年1月の展望値(3.9%)から、0.4%ポイント低い3.5%を予想した。

IMFは、韓国の成長率見通しを下方修正した背景について、「家計と企業の期待心理が低くなり、成長モメンタムがやや弱くなった」と説明した。それとともに「韓国政府が拡張的政策基調を維持してマクロ健全性の政策を活用して、良好な交易条件などに支えられ、総需要が回復する場合、今年、3.3%の成長が可能だろう」と付け加えた。

IMFは、今年の韓国の物価上昇率も昨年10月の展望値(2.4%)から0.9%ポイント落ちた1.5%で提示した。また、来年の物価上昇率は2.5%になると予想している。

今年の韓国の経常収支(対GDP比)の黒字幅は7.1%、来年には、これより2%ポイント減った5.1%になると見通した。このほかに、失業率は今年の3.6%から来年の3.5%へと小幅に改善するものと予測した。

一方、IMFは今年の世界経済成長の展望値を3.5%に維持した。IMFは「世界経済は緩やかな回復傾向を見せているが、国と地域別に差があり、下方リスクは相変わらずだ」と明らかにした。
  • 毎経ドットコムデジタルニュース局/写真=毎経DB | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-14 22:07:51




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア