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北朝鮮を経てロシアの石炭輸入、第2次試験運送「確定」


  • 北朝鮮を経てロシアの石炭輸入、第2次試験運送「確定」
ロシア産の有煙炭約14万トンが24日から来月9日まで、北朝鮮の羅津港を経て韓国に入って来る。南・北・露の三角3プロジェクトである羅津~ハサン物流協力関連の第2次試験輸送が実現し、事業推進に弾みがつくのかも関心事だ。今回の試験輸送を通じて搬入されるロシア産石炭は、昨年11月の第一次試験輸送の4万トンと比較すると3倍以上もの量だ。

15日、統一部の関係者は記者らと会って、「羅津港から約6000キロメートル離れた、シベリアのクズバス炭田で生産された有煙炭約14万トンが羅津港を経て、国内に入って来る」と明らかにした。この統一部関係者は、「政府と(ポスコ・コレイル・現代商船などの)企業3社に所属する実務陣18人が16日に出国し、ウラジオストクを経て17日から23日まで訪朝する予定」だと明らかにした。

ロシア産石炭は中国国籍の船舶2隻を通じて、韓国の光陽(クァンヤン)・唐津(タンジン)・保寧(ポリョン)港に、3回にわたって搬入される。このうち光陽港を通じて25日頃に搬入される4万トンは、第1次試験輸送の時と同様に、鉄用コークス(製鉄用高カロリー石炭)の原料として使われる。唐津港と保寧港を通じて24日と来月9日に入って来る石炭10万トンは、韓国電力公社の発電部門子会社である東西・中部発電で使用する。

16日に出国する民・官の訪朝実査チームは羅津港でロシア側と、△船舶2隻同時接岸、△連続運行、△多種類の石炭分離処理の可能か、などを主に点検する。また、昨年の第1次試験輸送時に、韓国の側が提起した貨物の積み下ろし時のコンベア設備と鉄道輸送量の拡充、所要時間の短縮などの問題に対する改善の可否も調べる方針だ。

別の統一部関係者は、現在の羅津港の貨物処理能力を問う質問に、「前回(1次試験輸送)に訪朝した際に、一日の貨物処理能力は2万トン程度と確認された」とし、「(船舶が)同時に接岸して、施設・設備を拡充するとさらに(処理量は)増えるだろう」と説明した。この統一部関係者は、羅津・ハサン物流協力事業の経済性に対して疑問を提起する見方に対して、「ビジネスが本軌道に乗れば、わが国への石炭輸送の需要だけでも1000万トン以上になる」とし、「羅津港を活用した中国東北地域の物流輸送などの利点を考えると、経済効果は相当だ」と語った。
  • 毎日経済_キム・ソンフン記者/写真=MBN | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-15 17:37:32




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