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上場企業「1兆クラブ」…10年のあいだで106社増加


  • 上場企業「1兆クラブ」…10年のあいだで106社増加
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売上高が1兆ウォンを超える上場企業数は、10年のあいだに85%増加したことが分かった。特に大企業集団に属していない中堅企業と消費財企業の飛躍が際立って、国内の産業地図が変化しているという評価が出ている。21日、金融情報分析会社であるエフアンドガイド(FnGuide)によると、年間売上高が1兆ウォン以上の上場企業数は、2004年の124社から2014年には230社へ、10年のあいだで106社が増加した。

特に大企業集団ではなく、中堅企業の躍進が目立った。公正取引法上で相互出資が制限される大企業集団に属する上場企業の中では、売上高1兆ウォン以上の企業は2004年の98社から140社に、42社の増加にとどまったが、大企業集団ではなく、上場企業の中で売上高1兆クラブに属する企業数は、同じ期間に26社から90社に、64社が増えた。

業種別に分析すると、消費財メーカー多数が売上高1兆クラブに入った。耐久消費財などを製造する売上1兆ウォンの企業は15社から48社に、3倍以上も増加しており、飲食・生活用品などに関連する売上高1兆ウォン企業も10社から31社に、3倍ほど増えた。

カトリック大学のキム・ギチャン経営学科教授は、「韓国企業のグローバル化のおかげで現れた現象」だと診断した。これまでの10年間、韓国の経済成長が鈍くなるときに、海外市場の開拓に成功した中小企業が急成長して、売上高1兆ウォンを突破した事例が多くなったわけだ。衣類メーカーの永元貿易(YOUNGONE)と自動車部品メーカーの世鍾工業(SEJONG INDUSTRIAL)などが代表的だ。

キム教授は、「1998年の通貨危機の時に大企業が国際化したとすれば、2008年の金融危機の時は1次協力社が大企業に付き従って海外に進出し、グローバル化に成功した」とし、「韓国経済がさらに健康になるには、大企業に依存しない、B2C企業(個人客を相手にする企業)の中から1兆クラブ企業が出なければならない」と語った。
  • 毎日経済_ヨン・ファンジン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-21 17:54:59




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