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B2Bこそ未来産業…サムスン電子、シスコと協力を議論か


  • B2Bこそ未来産業…サムスン電子、シスコと協力を議論か
李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長(写真)は、グローバルなB2B市場攻略に拍車をかけている。シスコシステムズとトムソン・ロイターなどのB2B企業の経営陣と会うなど、B2Bに力を集中する姿だ。

IT業界によると21日、イ・ジェヨン副会長は今月末にソウルを訪問するシスコの幹部と会う予定だ。イ副会長とシスコ側は、サーバー用半導体などのB2B分野での協力を議論するだろうと伝えられた。サムスンはシスコのネットワーク機器のメモリー半導体を供給しており、今年の初めにサムスンとシスコは、企業向けモバイルセキュリティプログラムの「AnyConnect for Samsung」も共同開発した。これに先立って両社は、昨年初めに今後10年間の包括的な特許クロスライセンス契約を締結するほど、緊密な関係を維持している。また、2011年にはチョ・ボムグ前シスココリア社長をサムスン電子の専務に迎え入れたりもした。シスコは世界最大のネットワーク会社で、モノのインターネット(IoT)分野に1兆ウォン以上を投資した。

イ・ヂェヨン副会長は、来月に訪韓するトムソン・ロイターのデビッド・トムソン会長らとも会う予定だ。トムソン・ロイターは為替と原材料情報などを提供するメディア企業だ。サムスンとトムソン・ロイターは、ギャラクシー携帯電話にトムソン・ロイターのコンテンツを載せるなどの協力が可能だ。

B2Bはサムスンが未来産業として育てている事業群だ。サムスン電子は先月、独ハノーバーで開かれた「CeBIT 2015」でB2B向けIoTソリューションと、ブランド「サムスンビジネス(SAMSUNG BUSINESS)」を公開した。企業分野でIoTを拡散させるには、プラットフォーム間の互換性確保と急増するデータ分析、セキュリティなどの3つが重要であり、サムスンはすでに関連能力を確保した。シスコとトムソン・ロイターなどとも多様な分野での協力が可能だ。
  • 毎日経済_チョン・スンファン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-04-21 17:22:42




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