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ロッテグループ「スペックは必要ない」…「スペクタクル」採用導入


ロッテグループは11日、上半期の新入社員公開採用とは別に、スペックを全く見ずに面接を通じて人材を選抜する「スペクタクル・オーディション」を進行すると明らかにした。

ロッテ百貨店、ロッテホテル、ハイマート、ロッテリアなど14の系列会社で新入社員とインターンを含めた合計100人を公開採用する「スペクタクル・オーディション」は、もっぱら職務遂行に適した能力の有無だけを評価するのが特徴だ。スペクタクル・オーディションという名前から「壮大な光景(Spectacle)」という意味で「無分別なスペック作りにタックルをかける(Spec-tackle)」という2つの意味が込められている。

受験者が最初に提出する入社志願書には、名前と連絡先などの基本的な個人情報のみを記載して、当該職務と関連したテーマのエッセイだけで書類選考の合格者を選抜する。その後、会社別、職務別の特性を反映した面接とオーディションを通じて最終合格者を選定する。一般的な新入社員の公開採用が、書類選考後に人性・適性検査と数回の面接を経るのに比べて、課程がはるかに単純だ。

調理パートの新規人材を選抜するロッテホテルの場合、料理コンテストを開いてホテルのシェフが調理の実務能力を評価する。ロッテマートはマートで販売するPB商品のプレゼンテーションを行う予定だ。

昨年、この方法をテスト適用したロッテジャイアンツの「スペックを超越した創意人材の特別採用」では、「プロ野球球団の収益事業の活性化方案」というテーマでプレゼンテーションをするようにして、合格者を選定した。

ロッテグループの関係者は、「ホテルの調理パートの新規人材を選抜する際にも、従来は料理の実技とともにスペックを評価したため、ホテル調理学科出身の志願者を中心に採用してきた」とし、「スペクタクル・オーディションでは入社志願書の受付からすべてのスペックを排除して、もっぱら職務能力だけを審査した後、採用を決定する」と説明した。

スペクタクル・オーディションの採用は、12日から21日までロッテグループの採用ホームページを通じて志願者を受け付け、6月末に最終合格者を選定する予定だ。最終合格者は、上半期の新入社員・インターンの公開採用を通じて選抜された新入社員と同じ資格が与えられる。
  • 毎日経済_チャン・ヨンソク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-11 16:05:37




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