トップ > 数字経済 > 企業 > ソフトバンク、4年ぶりにサムスン電子のスマートフォンを販売

ソフトバンク、4年ぶりにサムスン電子のスマートフォンを販売


  • ソフトバンク、4年ぶりにサムスン電子のスマートフォンを販売
  • < サムスンのスマートフォン市場シェア >

サムスン電子のスマートフォンの中国・日本市場での市場掌握力が停滞する中で、日本の3大移動通信社であるソフトバンクがギャラクシー(GALAXY)S6エッジを販売することにし、恵みの雨となる見込みだ。

関連業界によると12日、ソフトバンクは早ければ来週からギャラクシーS6エッジを販売する予定だ。サムスン電子は、日本国内の「サムスン牽制」情緒を意識して、サムスンのロゴを消して「ギャラクシー」ロゴのみを掲げて、NTTドコモとKDDIから現地出荷している。これに加えて、ソフトバンクがギャラクシーS6エッジを発売することになれば、シェアを多少引き上げるところに役立つと期待される。

ソフトバンクがギャラクシーSシリーズを販売するのは4年ぶりだ。ソフトバンクは2007年からiPhoneを日本に独占供給し、日本国内のシェア拡大のチャンスをつかんだ。アップルはiPhone 6で日本国内のシェア58.7%を占めており、事実上はソニーやシャープなどの自国スマートフォンブランドを抜いて「国民フォン班列」にまで上がった。ソフトバンクは日本国内におけるiPhone供給の半分を占めるほどに立地が堅固だ。

とは言え、NTTドコモとKDDIがiPhoneとギャラクシーを同時に販売してシェアを上げるやいなや、ソフトバンクも「ギャラクシーS6エッジ」の販売で均衡を合わせたものと見られる。

サムスンは日本でのシェアは4.7%を占めて、4位にとどまっている。アップル(58.7%)はもちろん、ソニー(14.2%)、シャープ(11.4%)とも格差が大きく開いている。ここへギャラクシーS6を意欲的に発表してマーケティングを大々的に展開したが、日本国内では序盤の突風を起こすことができずいるのも事実だ。 iPhone突風を鎮めることはできなかったという評価だが、ソフトバンクのギャラクシーS6エッジの発売でシェア反騰を期待している。

サムスンは中国市場でも苦労している。ギャラクシーS6で不振を抜け出すことにしたが、むしろ中国ブランドに押された。市場調査専門機関のIDCが発表した「第1四半期の中国スマートフォン市場」資料では、サムスン電子は第1四半期に960万台を出荷して、シェア9.7%で4位にとどまった。

サムスン電子は昨年の第1四半期は19.9%で1位を記録した。 1年ぶりにシェアが急減したわけだ。サムスンの1位の座をアップルがシェア14.7%で占めた。 2位のシャオミ(小米技研/Xiaomi)の13.7%、ファーウェイ(Huawei)社の11.4%がアップルの後に続いた。

IDCは中国内のサムスンのスマートフォンの急墜落を、アップルのiPhone 6とiPhone 6 Plusの爆発的人気に押されたためと分析した。アップルは昨年、全体スマートフォン市場の収入のうち93%を占めたが、このうちの相当数は中国が寄与した。

なんとかサムスン電子が城を守っている市場は「インド」だ。

去る1月からタイゼン(Tizen)基盤のスマートフォン「Z1」と併せて「ギャラクシーA」「ギャラクシーE」などの、中・低価格スマートフォン4種を同時発売した戦略がある程度成功したという評価だ。第1四半期のインドのスマートフォン市場全体での出荷台数で27.8%を占め、1位を記録した前年同期の33.3%に比べて5.5%ポイント減少したが、前期比では0.4%ポイント上昇した。

しかし、インドの現地ブランドのマイクロマックス(Micromax Mobile)、インテックス(Intex Technologies)、ラバ(Lava)が2~4位を占めて着実に成長しているのが実情だ。
  • 毎日経済_ソン・ジェグォン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-12 17:15:07




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア