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SUV名家の再建を宣言した双竜自動車平沢工場


  • SUV名家の再建を宣言した双竜自動車平沢工場
△写真=双竜自動車の生産職の従業員が19日午前、平沢工場の組立1ラインで「チボリ(TIVOLI)」を生産している。 [写真提供=双竜自動車]

双竜(サンヨン)自動車の平沢工場に入ると、大きな煙突が見える。一時期は労使紛争の象徴だった煙突の周りに、今では、赤色、青色などの「チボリ(TIVOLI)」が駐車されている。今まさに工場で最後のテストを終えて出てきた新車だ。

チボリとコランドCを同時に生産している平沢工場の組立1ライン。19日に訪問した平沢工場では、現場の労働者たちが目標生産量を合わせるために目が回るほどの忙しさで奔走していた。今月は休日が3日もあり、人手があまりにも足りないことが理由だ。

組立1ラインのパク・テファンチーム長は「チボリは、私たちに再び立ち上がることのできる機会を与えた車両」とし「格別な意味がある車であるだけに、生産にあたるすべての従業員が情熱と精誠を尽くしている」と強調した。

会社の所有者が数回にわたり変わった双竜自動車の、紆余曲折の多かった歴史において、チボリは過去の「SUVは双竜車」という名声を取り戻してくれる期待作だ。マヒンドラ・グループに買収されてから最初の車であるチボリは、双竜自動車史上、初めて単一モデルとして、年間10万台以上販売することができると予想されている。

すでに内需と輸出市場での顧客の反応も好意的だ。現在までに、待機需要は約4000~5000台ほどだ。チボリを購入するには、注文してから約1か月以上を待たなければならない。

そのため、土曜の特別勤務、平日の残業、休日勤務など、工場に明かりが消える時間はない。午前8時30分から午後5時30分まで毎週組勤務をして、夕方6時から夜9時まで残業し、再び夜9時から翌日の朝まで夜間組が勤務をする方式だ。文字通り1日24時間、休みなしでチボリが出荷されているわけだ。双竜自動車に、これほど仕事が殺到したのは、SUV「レクストン(Rexton)」で全盛期を謳歌した2002年以来、13年ぶりに初めてだ。

生産を拡大するため、手狭な車体工場には、下半期中にロボットアームが3台がさらに入る。チボリのロングボディモデル(荷台が後ろに付いていて車体が長いモデル)のために、装備拡充まで入った状態だ。

生産に弾みを受けた双竜自動車は、下半期に勢いにのってチボリのディーゼルモデルを出すことにした。ディーゼルまで成功すれば、会社正常化の過程で希望退職した人材の復職も行うことができるようになる見込みだ。

生産品質統括本部のハ・グァンヨン本部長は「韓国の消費者の場合、ディーゼル車の騒音、振動などに敏感な方」だとし「いったんチボリの輸出モデルを6月に先に出荷して、国内の顧客を満足させるためのモデルは、7月に出荷する予定」と明らかにした。
  • 毎日経済_平沢=ハン・イェギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-19 17:27:09




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