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現代自動車、ルーブル暴落でロシアで増産…市場シェアも拡大


  • 現代自動車、ルーブル暴落でロシアで増産…市場シェアも拡大
  • < 現代自動車グループの海外工場生産量 >

現代自動車グループは経済危機のただなかにあるロシアで生き残るために、周辺国の工場生産量を減らし、むしろロシアでの生産量を増やしていることが分かった。現代自動車は先月、ロシア工場で2万700台を生産し、昨年12月以来で初めて生産2万台をこえたと明らかにした。

去る1月、1万3800台まで減ったロシア工場の生産量は、今年に入って毎月着実に増えている。この3月に1万9600台を生産していた現代自動車ロシア工場は、先月は再び2万台を回復した。一方、現代自動車チェコ工場は先月2万7420台を生産して、前月(2万8530台)に比べて1110台を減らした。起亜自動車スロバキア工場も今年3月までは3万900台を生産していたものを、先月は2万7900台まで減らした。現代自動車がこのようにロシアの生産量を増やし、周辺国での生産量を減らすように生産調節を行っているのは、通貨危機を克服するための方法だ。これまでロシアで販売する車を現地で生産されたものだけでなく、韓国・チェコ・スロバキアなどの周辺国から輸出した量が相当数を占めた。

しかしルーブルが暴落し、海外からロシアに輸出した製品の価格が上昇して販売が鈍化するやいなや、現地生産台数を増やしているわけだ。このような努力のおかげで、現代・起亜自動車のロシア市場のシェアは継続して上昇している。先月、起亜自動車の市場シェアは10.5%、現代自動車は10.3%で、1年前に比べてそれぞれ2.7%ポイントと3.3%ポイント上昇した。起亜自動車と現代自動車はロシア現地1位のアブトヴァース(17.3%)に次いでそれぞれ2位と3位を占めた。
  • 毎日経済_ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-05-20 17:31:26




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