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数字経済 > 企業 > サムスンSDI、電動自転車用バッテリー市場で8期連続1位
サムスンSDIが世界電動自転車用バッテリー市場で8期連続1位となり、自転車用バッテリー攻略に拍車をかけている。
市場調査機関B3によると、サムスンSDIは昨年の第4四半期(10~12月)、電動自転車用リチウムイオンバッテリーの市場でシェア1位(25.0%)になった。2013年第1四半期(1~3月)に1位になった後、2年間トップの座を守っている。
サムスンSDIは「アルトンスポーツ(Alton Sports)」や「三千里自転車」など、韓国の自転車ブランドをはじめ、ヨーロッパや中国地域の自転車メーカーにもバッテリーを供給している。
サムスンSDIは、小型バッテリー市場で5年間、業界1位を守っており、その技術力をもとに電気自転車用リチウムイオンバッテリーを生産している。電動自転車用バッテリーは、鉛バッテリーから徐々にリチウムイオン電池に交換される傾向にあるが、リチウムイオンバッテリーは鉛バッテリーに比べて重さは3分の1の水準だ。また、充電時間も短く、バッテリーの寿命は3倍以上長いという長所がある。
市場調査機関のエレクトリックバイクワールドレポート(EBWR)によると、世界の電動自転車市場規模は、2013年は3442万台、2014年は3683万台だったが、今年は4000万台を超えると予想される。これにより、電動自転車に搭載されるリチウムイオンバッテリーは今年、2億1890万セル、2020年には4億230万セルに達すると予想されている。
電動自転車はペダリング(人材)で駆動する自転車に電気モーターとバッテリーを追加して、補助動力または主動力として動作させる二輪車だ。普段は一般の自転車と同じだが、坂道を登ったり、追加で速度を出すときに、モータを利用する。