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中国で空高く飛ぶ「韓国オンラインゲーム」

中国オンラインゲーム累積売上トップ10のうち4つがランクイン 

韓国の輸出をけん引していた目玉商品である韓流文化コンテンツが、いまやオンラインゲームにまでその領域を拡大している。中国のネットユーザー6億人を韓国産オンラインゲームが魅了しているのだ。

2012年、中国に輸入されたオンラインゲームは全10種で、そのうちの韓国産ゲームは27種で半分を占めた。日本産ゲーム9種、米国産ゲーム8種、台湾産ゲーム4種だった。

昨年までの累積売上で計算したとき、中国のオンラインゲーム業界のトップ10社のうち、4社を韓国メーカーが先占した。特に、最も高い売上高を記録したのは、韓国のオンラインゲーム会社スマイルゲート(Smilegate)の『クロスファイア』で、約54億6000万元で1位を占めた。その後を継いでネクソン(NEXON)の『DNF(Dungeon&Fighter)』が29億5000元の売上高を上げた。

3位と4位は、中国のゲームメーカーだったが、網易(163.com, NetEase)の『梦幻西游』が27億6000万元で3位、CYOUの『天龍八部3』が23億元だった。5位と6位は、韓国のオンラインゲーム会社のウィメイドエンターテインメントの『Legend of MIR2』が22億7000万元、アイデンティティゲームズの『Dragon Nest』が15億8000万元だった。

韓国産オンラインゲームの優れた製作技術レベルとゲーム内容、様々なゲームの種類が、中国で突風を起こした背景だと中国メディアは分析した。

中国市場は、すでに飽和状態に入った韓国のオンラインゲーム市場を越えて新たなフロンティアとして浮上して久しい。先月18日、KOTRA貿易館と中国インターネット情報センターなどによると、中国のインターネット普及率は2013年基準で59.26%であり、ネットユーザーの数は6億1800万人だ。

ネットユーザーの数と同じくらいオンラインゲームを楽しむ人口も増えている。中国のゲーム工作委員会の資料によると、昨年上半期、中国のオンラインゲームユーザーは4億人を突破したが、これは前年同期比9.5%増えた数値だ。特に、中国国内のオンラインゲームユーザーは2008年から急増してきた。2008年当時は6000万人と、全人口の5%にも満たなかったが、2年後の2010年には1億4000万人と2倍以上に増え、2013年には3億6000万人を越える急速な成長を見せた。

ゲームを楽しむ人口と比例して、オンラインゲーム産業の売上高も急速に増加している。毎年20%以上増加し、2017年には約2250億元に達すると予想された。

しかし、中国企業の追撃も少なくない。ジャイアント(Giant Interactive Group)が2006年4月にオープンした『征途(ZT online)』は、武侠風の2Dゲームで最高同時接続者数が152万人を記録したほどだ。

また、インターネットの使用が普遍化しながら、子供のためのオンラインゲーム市場もますます重要になるものと評価された。これにより、韓国企業がゲームに単純な娯楽の機能を超えて学習効果を加味すれば、さらに先を行くことができると予想される。
  • 毎日経済_チョ・フイヨウン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-06-01 11:05:56




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