トップ > 数字経済 > 企業 > SKテレコム、Googleのタンゴ・プロジェクトでコラボ

SKテレコム、Googleのタンゴ・プロジェクトでコラボ


  • SKテレコム、Googleのタンゴ・プロジェクトでコラボ
△写真=SKテレコムVE(仮想体験)ラボのチョ・イクファン マネージャー(左から)、チョン・ジンス チーム長、カン・サンチョル マネージャー。 [写真提供=SKテレコム]

「最初は私達への確信すらなかったGoogleの担当者が最後になって、本社の開発を直接送るので技術を共有しようと要請したんです」。

チョン・ジンスSKテレコム総合技術院VE(Virtual Experience/仮想経験)テックラボチーム長(40)は「ここ数か月苦労した記憶が、雪が解けるように消えた」と回想して胸がいっぱいだった。

VEテックラボは先月28日から2日間の日程で、米サンフランシスコのモスコーン・センターで開かれたGoogleの開発者会議(グーグルI/O)に、韓国チームでは唯一のGoogleパートナーとして参加した。彼らはGoogleの未来技術研究の一つである「タンゴ・プロジェクト(Project Tango)」でコラボレーションを行った。タンゴは3次元空間で人や物がどこにあるのかを正確に把握する、空間認識技術が適用されたタブレットPC機器だ。 VEテックラボは拡張現実(現実空間にカメラなどの機器を向けると、仮想の情報が表示される情報の融合技術)ソリューション「T-AR」をタンゴ・プロジェクトに適用した。たとえば博物館にこの技術を適用すると、タブレットPCで特定の空間を映し出したときに、原始人が狩りをしたり農業を営む姿を見ることができるという式だ。 3次元空間情報を認識することから、場所ごとに異なる仮想情報を示すことができる。

コラボレーションを進めるまでの過程は険しかった。昨年末、VEテックラボはGoogleの「タンゴ・プロジェクト」のデモを行いたいと提案を送った。しかしGoogleの反応は冷淡だった。メーカーや専門技術企業ではなく、移動通信会社として知られたSKテレコムの技術力に疑問を示した。

しかし、VEテックラボの粘り強い努力の末に、Googleが一度ためしてみろと「タンゴ」タブレットPC一台を送ってきた。VEテックラボは直接アメリカに渡って3台を追加購入し、本格的なデモプロジェクトを進行した。 Googleの要求事項はこまごまとしていた。

直接イベントに参加したチョ・イクファンVEテックラボマネージャー(37)は、「グーグル側から毎週新しいアップグレードと内容の変更を要求してきた」と語った。

イベントが開催された今年の2月から5月まで、すべてのチームメンバーが週末を返上して、完成度の高い仕上がりを得るために総力を傾けた。幸いなことに結果は成功だった。全く期待をしていなかったGoogleは、VEテックラボがこまごまとした要求事項をサクサクとこなすやいなや態度を変えた。タンゴ・プロジェクトのジョニー・リー(Johnny Lee)技術総括は、「SKテレコムはタンゴ・プロジェクトの最大のパートナーの一つになるだろう」と語った。
  • 毎日経済_チュ・ドンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-06-02 17:28:58




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア