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数字経済 > マーケティング > サムスン、米国オーディオラボで開発した「360オーディオ」欧州で発売
![サムスン、米国オーディオラボで開発した「360オーディオ」欧州で発売](https://cdn.mottokorea.com/mottokorea/userfiles/2015/06/image_readtop_2015_580684_143452897019839974.jpg)
< 無線360オーディオ >
サムスン電子が新たな挑戦に乗り出した。第2の半導体・テレビ神話を受け継ぐ主人公はオーディオだ。
サムスン電子は18日(現地時間)、英国ロンドンのビクトリアハウスで「無線360オーディオ」ヨーロッパ発売イベントを開催する。
サムスンが作った最初のオーディオ「360オーディオ」は、スマートフォンと接続して音楽を聴くことができ、テレビとも接続される。楕円形のオブジェデザインで、家の中のインテリアともよく合う。ロサンゼルスにある「サムスンオーディオラボ(Samsung Audio Lab)」の最初の作品で、360度全方向に音が広がりどこでも高音質のサウンドを聞かせる。
チェ・ジュラク映像ディスプレー事業部AV開発グループ長(専務)は、「最近の音楽聴取パターンは、スマート機器が普及してデジタル音源のリアルタイムストリーミングサービスなどを通じ、音楽にリアルタイムで接続する方式で行われている」とし、「ブルートゥースなどの無線機能を活用して、どの場所でも音楽を楽しむことができるようにするオーディオ機器が脚光を浴びている」と説明した。
サムスン電子はオーディオ業界の後発だが、最終目標は1等だ。半導体とテレビが大手企業を破って1位に上がったように、オーディオでも「サムスン神話」を再現するというわけだ。特に、サムスン電子はスマートフォンをはじめ、ネットワーク、デザイン、マーケティングの分野で世界的な競争力を備えただけに、これらの要素とオーディオが結合すると、かなりのシナジー効果を出すことを期待している。
チェ専務は、「360オーディオは接続性を強調するネットワーク機器」と、「数千万ウォンのオーディオにも負けない音質とデザインが強みの製品」だと強調した。
市場調査機関のIHSによると、2010年の150万台にとどまっていたワイヤレス・オーディオの出荷量は年平均で成長率88%を記録し、2018年には6600万台に達すると予想されている。
360オーディオは1月に米ラスベガスで開催されたコンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)で初めて公開された後に、「CESで発表された最も興味深いスピーカーの一つ」という評価を受けた。製品出庫価格は「R7」が59万ウォン、「R6ポータブル」が49万ウォンだ。