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ロッテケミカル、エタンクラッカープラント建設の事業契約締結


  • ロッテケミカル、エタンクラッカープラント建設の事業契約締結
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ロッテケミカルは米国の石油化学会社と提携し、大規模のエタンクラッカー(エタン分解装置)プラントの建設に乗り出す。

ロッテケミカルは17日(現地時間)、「米国アキシオール(Axiall)社と、ルイジアナ州にエタンクラッカープラントを建設する内容の合弁事業契約を締結した」と明らかにした。予想投資額は約2兆9000億ウォンで、本格的に生産が開始されるとロッテケミカルのエチレン生産量は、現在の年280万トンから370万トンに大幅に拡大される予定だ。アキシオール社は米国の石油化学会社で、多様な建築用の内・外装材を生産・販売する会社で、2013年に売上げ5兆ウォンを記録した。

ロッテケミカルはアキシオールと昨年2月、合弁事業の基本契約(Head of Agreement)を締結した。以後、株式保有率などの合弁構造の変更を議論し、今回の合意に達した。基本契約当時は双方の持ち株比率は50対50だったが、最終的な契約ではロッテケミカルが株式の90%を、アキシオールが10%を保有することに変更した。これにより年間100万トン規模のエチレン生産時、ロッテケミカルが90万トン、アキシオールは10万トンを確保することになる。ただしアキシオールは商業生産後3年まで、合弁会社の保有株式を最大50%まで増やせるオプションを確保することにした。

ロッテケミカルの関係者は、「この事業は今年に完成予定のウズベキスタンのスルギルプロジェクトとともに、既存原料のナフサへの依存性を減らし、低コストのガス原料の使用比率を高める一助になる」とし、「原料、生産拠点、販売地域の多様化を通じたグローバル競争力の強化に大きく貢献するだろう」と明らかにした。

ロッテケミカルは今回の投資で確保するエチレン90万トンのうち、50万トンはエチレングリコール(EG)事業に使用する予定だ。この事業は日本の三菱商事と持分70対30の構造で共同運営する案を検討している。

予想投資額は2兆9000億ウォンだが、総投資額はEPC(設計・調達・施工)の確定後、下半期に最終決定される見通しだ。
  • 毎日経済_ユン・ジノ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-06-18 17:30:51




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