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大宇に続きサムスン重工業も兆単位の損失の可能性

サムスン重工業関係者「リスク要因ある」 

最大3兆ウォンの損失を負うものと伝えられている大宇造船海洋に続き、サムスン重工業も今年第2四半期に数兆ウォンの損失の憂慮が現れている。グローバルな海洋プラント工事が大挙遅延し、国内造船ビッグ3がどこもかしこも大規模な傷を負う様子だ。

サムスン重工業は今年第2四半期に数百億ウォンの僅かな営業利益が予想されていたが、いざ蓋を開けてみると最大数兆ウォンの赤字が発生するものと見られる。四半期会計決算終盤に大型プラント工事の遅延による損失が続々と水面に浮上しているためだ。

サムスン重工業の高位関係者は、「我々が大宇造船海洋のように2兆~3兆ウォン台の損失が出る状況ではないが、会計決算の中で出る損失リスクについては先制的に反映する」とし、「決算中であるため数字を話すことは出来ないがリスク要因はある」と説明した。

実際にサムスン重工業は2013年に30億ドルで受注したナイジェリアエナジーの浮体式石油生産および貯蔵設備(FPSO)事業、2012年27億ドルで受注したオーストラリアイクシス海洋ガス処理設備(CFP)事業など海洋プラントプロジェクトの工期が遅延された状況だ。「工事期間が費用」となるプラント事業にて遅延工事は膨大な被害を抱かせる。

海洋プラント部門にて負った造船ビッグ3の赤字規模を見ても、サムスン重工業の損失の可能性は十分にある。昨年、現代重工業は3兆2495億ウォンの損失を負い、大宇造船海洋は今年の第2四半期に最大3兆ウォンの営業損失を予想している。
  • 毎日経済_チョン・ボムジュ記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-07-17 22:36:06




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