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数字経済 > 企業 > 弾みがついた双竜自動車、北欧市場拡大を狙う
双竜(サンヨン)自動車が小型スポーツユーティリティ車(SUV)チボリ(TIVOLI)を率いて、デンマーク、フィンランド、ノルウェーなどの北欧諸国の攻略を開始した。
双竜自動車のチェ・ジョンシク社長は15日、ドイツ・フランクフルトモーターショーで「今年、フランクフルトに事務所をオープンして、ヨーロッパ地域内の現地マーケティングを強化している」とし「双竜ブランドのパワーが、欧州市場で改善され、デンマーク、フィンランド、ノルウェーなどで車の販売が開始された」と明らかにした。
昨年から主力輸出市場であるロシア市場が崩れ、欧州市場での販売に大きな打撃を受けた双竜自動車の立場では、最近の北欧市場の拡大が幸いなことだ。チェ社長は「来年のチボリの欧州市場での販売目標は3万台」とし、「西ヨーロッパと北米市場の需要が良いが、双竜自動車は西ヨーロッパ市場に注力する考えであり、今年、チボリは欧州市場で1万3000~1万4000台程度が販売されるだろう」と明らかにした。
チボリは今年1月に発売されてから販売突風を起こした小型SUVだ。双竜自動車は今回のモーターショーに、従来に比べて車体が長くなったロングボディ(long body)モデルの量産型コンセプトカー「XLV-エア」とディーゼルモデルなどを出品した。
チェ社長は「チボリディーゼルは欧州市場を考慮して作成されたモデルであるだけに販売目標を達成するための主要なモデルになると期待している」と述べた。これと関連して、双竜自動車は来月15日、西ヨーロッパのメディア100人を招待してチボリディーゼルモデルの試乗イベントを開き、本格的な販売に乗り出す計画だ。
チェ社長は「今年のチボリの販売台数は、韓国を含む、全世界で6万台になると予想する」とし「来年は総10万台の販売が可能と見ている。チボリのロングボディモデルの販売時点は確定されていないが、(このモデルまで加勢すれば)今後、年間12万台の販売を達成することができるだろう」と展望した。