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起亜自動車、7人乗りカーニバルを4階の高さから垂直落下させるテスト実施


  • 起亜自動車、7人乗りカーニバルを4階の高さから垂直落下させるテスト実施
現代・起亜自動車は車両の正面衝突に続いて垂直落下実験まで敢行し、車両安全性の広報に積極的に乗り出している。起亜自動車は先月末、セマングム干拓地区で7人乗りのカーニバルを、アパート4階の高にあたる12.6メートルまで引き上げて垂直に落下させるテスト(写真)が大きな話題になっている。起亜自動車は当初はテストの事実を明らかにしなかったが、その映像がYouTubeに掲載された後は3週間でヒット数300万件を超えるなど、爆発的な人気を得ている。

通常の車両衝突試験場では、車両は時速56キロメートルで水平に進む途中で壁にぶつかる方式を選択するが、これを垂直に立てて再現したわけだ。起亜自動車は、平地でカーニバルが時速56キロで走って正面衝突する際に発生する衝突エネルギーを位置エネルギーに変えて計算すると、12.6メートルの高さから落とすことと同じであることに着眼した。これにより干拓地の上に13メートル建ての垂直道路を作り、カーニバルを正面から落とした。

運転席と助手席に2つのダミー(試験用人形)を乗せて行ったテストでは、カーニバルは衝突直後にフード部分が完全に破損したが、運転席を含む車体はしっかりと残っており、安全性を証明した。

実際にカーニバルは今年、米国道路交通安全局が実施した安全度テスト評価で最高の安全評価である五つ星を獲得するなど、最優秀評価を獲得した。車両が空中から落下して地面と衝突する可能性は、現実的には高くない。それでも「無謀」に見える実験を行ったのは、安全性に対する顧客の質問に最も実質的にアピールする答えを出すためだったと起亜自動車側は説明した。先に現代自動車も、仁川松島でソナタの国内生産モデルと米国生産モデルを正面衝突させるテストを公開するなど、安全性においては最も直接的な方法で顧客と対話しようとする努力を傾けている。
  • 毎日経済_ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-09-21 17:20:33




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