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辛東主前日本ロッテ副会長、韓日両国で全方位訴訟を提起

ロッテ家紛争第2ラウンド…辛東主、韓・日で解任無効訴訟 

  • 辛東主前日本ロッテ副会長、韓日両国で全方位訴訟を提起
辛東主(シン・ドンジュ/重光宏之)前日本ロッテ副会長は、弟の辛東彬(シン・ドンビン/重光昭夫)ロッテグループ会長を相手に韓・日両国で全方位訴訟を提起したことから、ロッテ家の経営権紛争は第2ラウンドに突入した。

8日、シン前副会長はソウル市小公洞のウェスティン朝鮮ホテルで記者会見を開き、シン・ドンビン会長とロッテホールディングス理事会の取締役を相手に、韓国と日本でそれぞれ訴訟を提起したと明らかにした。

ことばの問題で夫人のチョ・ウンジュ氏が代読した発表文で、シン・ドンジュ前副会長は、「辛格浩(シン・ギョクホ/重光武雄)総括会長が日本の裁判所に、シン・ギョクホ総括会長のロッテホールディングス代表権ならびに会長職解任の無効訴訟を既に提起した」と語った。

シン・ドンジュ前副会長が無効訴訟を提起したのは、去る7月28日にシン・ドンビン会長などのロッテホールディングスの取締役6人がシン・ギョクホ総括会長をロッテホールディングス代表取締役ならびに会長職から解任した決定が違法に行われたためだという主張だ。

シン・ドンジュ前副会長は訴訟と関連し、「シン・ギョクホ総括会長から法的権限の委任を受けた」とし、父親直筆の署名委任状と動画を公開した。これとあわせてシン前元副会長はこの日午前、韓国の法院にホテルロッテとロッテホテル釜山を相手に理事解任に対する損害賠償請求訴訟も提起した。また父親と一緒にロッテショッピングを相手にした、会計帳簿の閲覧仮処分の申請も行ったことが伝えられた。

シン前副会長の緊急記者会見を開催事実を、この日の朝まで全く感知できなかったロッテグループ側は戸惑いを隠せなかった。

ロッテグループ側は、「経営権紛争論議が整理されていく時点で、また別の心配をおかけして残念だ」とし、「高齢で健康が良くない総括会長を、自分たちの主張の手段として再び掲げたことも度を越えた行為」だと批判した。

ロッテグループ側は、「シン・ドンビン会長の韓・日ロッテグループの経営権獲得は、商法上の手続きにしたがって適法に決定された事案」だとし、「シン前副会長の訴訟でロッテの経営権が揺れることはない」と強調した。

この日シン・ドンビン会長は日本から帰国して、シン・ドンジュ前副会長の記者会見の内容を報告を受けたが、これといった反応を見せていないことが伝えられた。また、来る12日に予定されたロッテ免税店の記者懇談会をそのまま進めると明らかにし、訴訟局面を正面突破するという意志を表わした。
  • 毎日経済_キム・ジュヨン記者 / 写真=MBN画面キャプチャ | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-10-08 18:24:32




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