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現代自動車グループ、中国中西部内陸で積極的な経営に乗り出す


現代自動車グループは中国の中西部内陸でディーラーの数を大幅に拡大するなど、積極的な経営に乗り出す。景気低迷と地元企業の躍進によって世界の自動車メーカーが苦労している中で、積極的な営業戦略を選んだものであり注目される。

現代自動車グループは11日、来年の末までに中国のディーラー300ヶ所以上を増やすことにし、湖北省、安徽省、江西省、貴州省、四川省などの西部内陸部で主にディーラーを募集していると明らかにした。

今年に入って、中国では外資系合弁会社が業績不振を経験しているが、現代自動車はむしろディーラーを増やし、内陸部で成長の足場を確保する方針だ。現代自動車の関係者は、「今年の上半期は中国西部の海岸地方では販売が減少したが、西部内陸部ではしだいに販売が大きく増えている」とし、「今後の成長動力を確保するという次元で、この地域でディーラーネットワークを大きく増やすことにした」と明らかにした。

現代自動車グループが中国の西部内陸地方のディーラーの確保に熱を上げているのは、この地域の販売が今後中国市場で生き残るための尺度になるからだ。中国では今年、56万台ほど販売すると予測している現代自動車は、主に山東省と江蘇省、河北省、河南省、浙江省、広東省、北京など、12の地域に売り上げの70%以上が偏っている。しかし、これらの西部沿岸地域は主に中国の景気減速の直撃をうけ、自動車販売はむしろ前年比でマイナス成長しているのが実情だ。

一方、湖北省、安徽省、江西省、貴州省、甘粛省などの西部内陸部では、前年比で車の販売は二桁以上増えている。

これらの地域は西海岸に比べて所得は低いが、最近、中国の現地メーカーが低価格車を発売し、車を所有できる人口がますます増えている。

これに伴い、現代自動車もこの地域で中産層を中心に、販売を積極的に増やすために努力を傾けている。北京現代自動車は先月、新車のツーソンを発表し、北京ではなく西部内陸地方の成都市で新車発表会を行った。現代自動車は最近、中国の消費者の満足度調査で北京現代のix25、ツーソンix、新型サンタフェなど5車種がクラス別の満足度1位に上がることあった。
  • 毎日経済_ハン・エギョン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-10-11 23:21:38




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