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来年から輸入車の修理期間中にレンタルされる代車は同等の国産車に


  • 来年から輸入車の修理期間中にレンタルされる代車は同等の国産車に
  • < 自動車保険制度、どのように変わるのか >

来年から韓国では、高額修理費の輸入車や、国産高級車の自動車保険料が引き上げられる。輸入車の修理期間中にレンタルされる代車も、同等の国産車で提供される。

金融委員会・金融監督院と保険研究院、損害保険協会などは13日、ソウル市汝矣島の中小企業中央会で「高価格車の自動車保険合理化案」公聴会を開き、このような内容を扱った。

まず金融当局と損害保険協会は、平均修理費の120%を超える高級車に対しては「特別割増料金」を新設・賦課して、自己車両の損害保険料を引き上げることにした。高級車は修理費が平均よりも高額であることから、保険料をより多く収めるわけだ。こLによって、事故を起こしたことが無くても国産車322モデルと輸入車40モデルに対する保険料が上がることになる。ただし、保険料が大幅に上がる車はほとんど輸入車になる見通しだ。エクウスやチェアマンなど国産の高級車8モデルとBMW 3シリーズ以上などの輸入車の合計38モデルがこれに該当する。車両価格が約4000万ウォン以上のこれの車両は、修理費が平均修理費の最高150%以上と見て、保険料の15%を特別割増料金に加算するという方針だ。

高級車の代車システムも改編する。従来は車両事故の際の整備期間には、排気量の同じ車両をレンタルして費用も保険の補償を受けることができた。金融当局と損害保険協会は自動車保険の標準約款を変更し、レンタル補償基準に車両の年式をともに見るようにした。高級車が整備工場に入ると年式に応じて車両価格を計算し、同じ排気量の国産車を借りた場合に保険での補償を行うという話だ。

たとえば2005年式のBMW 520d(2000万ウォン)モデルが事故で整備を受けると、その期間中にオーナーは2000万ウォン相当の、同じ排気量の車両である2013年式LFソナタを代車とすれば保険金を受け取ることができる。従来はBMW 520dの最新年式の車両を代車としてレンタルしても保険補償が可能だった。

また金融当局と損害保険協会は、標準規約に修理期間を「整備工場入庫時点から修理完了時まで」と明記することにした。これを通じて、入庫を今日明日と先送りする手法でレンタル期間を増やす行為を防ぐことにした。

傷などのわずかな事故に対しては、国土交通部の告示を介して拘束力のある規範を作成し、これとともに自動車保険標準約款の改正で対処することにした。こうすることで、バンパーの傷などの軽微な事故では、塗装などの修理まで行えば補償を受けることができる。また、未修理(推定)修理費は「二重三重」に受けることができないように、支払い履歴データベース(DB)を構築する。これによって、同じ事故部分に対して複数回の事故を起こし、未修繕修理費を受け取る行為を是正するという話だ。

未修繕修理費とは、事故時に実際の修理を行わずに修理費だけを推定して得ることを意味する。

金融当局と損害保険協会、国土交通部はこのような内容の改善案を、早ければ来年初めから施行することにした。ただし、一部では保険料の引き上げなどを通じて総807億ウォンの保険料収入を増やすなど、2000億ウォン前後の年間コスト削減効果をすべて保険会社にさしだすことだという批判も提起されている。特にこの日、低価格車の消費者の権益向上に対する方策については議論されなかった。

金融監督院の関係者は、「輸入車の運転者も被害を被ったとき、十分に補償を受けることができるように誘導するつもり」だと明らかにした。
  • 毎日経済_キム・ヒョソン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-10-13 17:18:28




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