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ロッテケミカル、中央アジア地域で最大規模の石油化学工場を建設
＃ 残暑が続いた昨年9月の中旬、ウズベキスタンの首都タシケント。仁川空港から7時間を超えて飛行してここに降りたロッテケミカルのホ・スヨン社長（写真）は、30人乗りのプロペラ機に足を速めた。小型機に乗って西に940キロメートル離れたヌクスに移動し、再び乗用車に乗って2時間をさらに移動した。ユーラシア最初の大規模な石油化学工場であり、韓国・ウズベキスタンの官民協力で10年間進めてきた「スルギルプロジェクト（ウズベクガス田化学団地）」をチェックするための道のりはなかなか侮れなかった。しかし、現場に到着したホ社長は気分が楽になった。来年1月に商業生産を開始するために問題のないことを、目で直接確認することができたからだ。
ホ社長はこれに力づけられて15日、ロッテケミカルの役員らとともにソウル市小公洞（ソゴンドン）のロッテホテルで就任後初の公式記者懇談会を開催した。
ホ社長は、「10年めでスルギルプロジェクトの結実を見ることになった」とし、「40年前は不毛の地だった大韓民国の化学産業が、国外で純粋なわが国の技術で大規模な化学団地を建設するほどに成長した」と明らかにした。ホ社長は続いて、「私はその会社に身を置いているということに対し、無限の誇りを感じる」と力を込めた。
スルギルプロジェクトは、2006年に韓国とウズベキスタン首脳が戦略的パートナーシップを結んで開始した、大規模な化学団地の建設事業だ。当時、韓国ではロッテケミカルをはじめ、韓国ガス公社やGS E＆Rなどが参加し、ウズベキスタンでは国営石油ガス会社であるウズベキスタン石油ガス公社が乗り出した。
△写真=ロッテケミカルが最近完成した、中央アジア地域で最大規模の石油化学工場であるウズベキスタンのガス田化学コンビナート全景。 [写真提供＝ロッテケミカル]
韓国側コンソーシアムとウズベキスタン石油ガス公社は、50対50の株式で合弁会社を設立した。合弁投資会社はスルギルのガス田開発と販売、高密度ポリエチレン（HDPE）とポリプロピレン（PP）生産のためのガス田化学団地の建設運営を引き受けた。
特に今回のプロジェクトを通じて建設されたポリエチレン（PE）、PP工場は純粋なロッテケミカルの技術で建てられた。この工場は設計・施工・運転などの建設に必要な主要な分野で、40年間積み重ねてきたロッテケミカルのノウハウが集積された。ホ社長は、「国内業界で史上初の石油化学技術の国外輸出事例」だとし、「天然ガスの採掘から気液分離と輸送、ガス分離、エタンクラッキング、PEとPP製品の生産に至るまで完全な垂直系列化を構築した」と説明した。
スルギル・プロジェクトが大きな意味を持っている理由は、韓国とウズベキスタンの各主体がコアコンピタンスを集中し、シナジー効果を極大化したためだ。韓国政府は「ユーラシア・イニシアチブ」政策の一環としてウズベキスタン政府と戦略的パートナーシップを強化した。ホ社長は「2014年6月、朴槿恵（パク・クネ）大統領がウズベキスタンを訪問したときに発表した戦略的パートナー関係の深化と発展のための共同宣言以後、両国間の協力がより一層強固になった」とし、「実際に、その後のガス田化学団地の建設事業の進行はさらに速度を加えることができた」と明らかにした。
去る1月から試運転を開始したウズベキスタン・ガス田化学団地は、来年1月の商業生産を控えている。総38億9000万ドル（約4兆3000億ウォン）が投資されており、ロッテケミカルは24.5％の株式を持つ。
この日、ホ社長は記者懇談会の場を借りて、石油化学業界の供給過剰と構造調整の立場も明らかにした。ホ社長は「構造調整が必要だという総論はそのとりだが、どのように誰を中心にするかはとても難しいことであり、まだ協議されてもいない」と明らかにした。
新成長動力の確保と関連して推進しているバッテリー事業に対し、ホ社長は「わが社が行うことはLG化学やサムスンSDIが行うリチウムイオンバッテリーではなく、ケミカルプロバッテリー」だとして、「太陽光と風力発電の強みがあり、リチウムイオンバッテリーと統合して使用すると効率が高まるが、商業化まで2～3年かかるだろう」と説明した。
ロッテケミカル、中央アジア地域で最大規模の石油化学工場を建設
ホ社長はこれに力づけられて15日、ロッテケミカルの役員らとともにソウル市小公洞（ソゴンドン）のロッテホテルで就任後初の公式記者懇談会を開催した。
ホ社長は、「10年めでスルギルプロジェクトの結実を見ることになった」とし、「40年前は不毛の地だった大韓民国の化学産業が、国外で純粋なわが国の技術で大規模な化学団地を建設するほどに成長した」と明らかにした。ホ社長は続いて、「私はその会社に身を置いているということに対し、無限の誇りを感じる」と力を込めた。
スルギルプロジェクトは、2006年に韓国とウズベキスタン首脳が戦略的パートナーシップを結んで開始した、大規模な化学団地の建設事業だ。当時、韓国ではロッテケミカルをはじめ、韓国ガス公社やGS E＆Rなどが参加し、ウズベキスタンでは国営石油ガス会社であるウズベキスタン石油ガス公社が乗り出した。
韓国側コンソーシアムとウズベキスタン石油ガス公社は、50対50の株式で合弁会社を設立した。合弁投資会社はスルギルのガス田開発と販売、高密度ポリエチレン（HDPE）とポリプロピレン（PP）生産のためのガス田化学団地の建設運営を引き受けた。
特に今回のプロジェクトを通じて建設されたポリエチレン（PE）、PP工場は純粋なロッテケミカルの技術で建てられた。この工場は設計・施工・運転などの建設に必要な主要な分野で、40年間積み重ねてきたロッテケミカルのノウハウが集積された。ホ社長は、「国内業界で史上初の石油化学技術の国外輸出事例」だとし、「天然ガスの採掘から気液分離と輸送、ガス分離、エタンクラッキング、PEとPP製品の生産に至るまで完全な垂直系列化を構築した」と説明した。
スルギル・プロジェクトが大きな意味を持っている理由は、韓国とウズベキスタンの各主体がコアコンピタンスを集中し、シナジー効果を極大化したためだ。韓国政府は「ユーラシア・イニシアチブ」政策の一環としてウズベキスタン政府と戦略的パートナーシップを強化した。ホ社長は「2014年6月、朴槿恵（パク・クネ）大統領がウズベキスタンを訪問したときに発表した戦略的パートナー関係の深化と発展のための共同宣言以後、両国間の協力がより一層強固になった」とし、「実際に、その後のガス田化学団地の建設事業の進行はさらに速度を加えることができた」と明らかにした。
< ウズベキスタン スルギルプロジェクトの概要 >
この日、ホ社長は記者懇談会の場を借りて、石油化学業界の供給過剰と構造調整の立場も明らかにした。ホ社長は「構造調整が必要だという総論はそのとりだが、どのように誰を中心にするかはとても難しいことであり、まだ協議されてもいない」と明らかにした。
新成長動力の確保と関連して推進しているバッテリー事業に対し、ホ社長は「わが社が行うことはLG化学やサムスンSDIが行うリチウムイオンバッテリーではなく、ケミカルプロバッテリー」だとして、「太陽光と風力発電の強みがあり、リチウムイオンバッテリーと統合して使用すると効率が高まるが、商業化まで2～3年かかるだろう」と説明した。
- 毎日経済_ユン・ジノ記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2015-10-16 09:51:07
