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パンテック甦る…裁判所、回生計画案承認

SOLiD、コンソーシアムで買収確定 

法定管理中のスマートフォンメーカー、パンテックが法廷管理から抜け出して、本格的に回生する。

ソウル中央地方法院(地裁)破産3部は16日、パンテックの債権者などが参加した関係人集会で、パンテックが用意した回生計画案を承認した。先立って債権団も議決手続きを介して回生計画案を承認し、担保権者と回生債権者全員が投票を介して可決意見を明らかにした。

この日の関係人集会はパンテックのイ・ジュンオ代表の回生計画案要旨説明に続いて、調査委員の調査結果陳述が行われた。続いて開かれた利害関係人の意見陳述でも一人の債権者のみ異議を申し立てただけで、何の摩擦もなく進行した。これに対して、裁判所は「その部分については、裁判所も残念だと考えているが、現時点ではこの案しかない」と説明した。

ユン・ジュン主席部長判事(裁判長)は、「パンテックが消えるかもしれない状況で、債権団の譲歩と理解があって、最終的に回生することになった」とし「残っているパンテック社員が良い仕事を失うことなく、生涯の基盤を築くことができるように、私たちが多くの力になるべきだ」と話した。裁判所の認可によりパンテックは、14カ月ぶりに法廷管理から解放された。

昨年8月に経営難を乗り切ることができず、企業回生手続きに入ったパンテックは、後に法廷管理状態で売却を3回に渡って試みたが、すべて失敗に終わりながら清算の危機に瀕していた。しかし、韓国のIT企業であるオプティス(Optis)がパンテック買収計画を明らかにして、状況が逆転した。裁判所は、オプティスの事業戦略と資金調達の日程などをすべて検討した末に、合併覚書締結を承認した。

その後、IT企業のソリッド(SOLiD)がオプティスとコンソーシアムを作って買収主体として乗り出し、今年7月に裁判所から買収合併、本契約締結の許可を受けた。
  • 毎日経済 チュ・ドンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-10-16 17:48:45




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