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ヒーローズのスポンサーシップ騒動で日系資本「また」評判リスクに直面


  • ヒーローズのスポンサーシップ騒動で日系資本「また」評判リスクに直面
消費者金融で成長した日本の金融グループ「Jトラスト」と韓国プロ野球チーム「ヒーローズ」のネーミングスポンサーシップ問題が大きく拡大し、その余波が韓国内で営業する日系資本に及ぶ勢いを見せている。

28日、韓国の金融界によると、Jトラストとヒーローズのスポンサーシップ契約交渉が日系資本に対する韓国人の情緒をさらに悪化させ、これに対する否定的な世論が再浮上している。

韓国人の情緒から見て、消費者金融に対する反感が少なくないうえ、Jトラストが日系企業であるという事実により、ヒーローズのスポンサーシップ事態が日系の資本が投資された企業への反感へと拡大している様子だ。世論調査機関のリアルメーター(Realmeter)によると、ヒーローズとJトラストの契約賛否を調査した結果、「反対」の意見が64.0%で、反対の理由としてJトラストが日系の消費者金融だという点を挙げた。

特に議論の中心にいるJトラストと持株関係にある、JT貯蓄銀行、JT親愛貯蓄銀行、JTキャピタルは、親会社への反感に伴う評判リスクに直面した。JT貯蓄銀行とJTキャピタルにおけるJトラストの持分は100%、JT親愛貯蓄銀行も事実上Jトラストの資金が100%投資されたところだ。Jトラストは、昨年3月末基準、日本で8つのローン会社を運営しており、これまで高金利議論を引き起こしてきたサンワマネーの母体である三和ファイナンスの実所有主だ。

先立って去る9月、女優のコ・ソヨンはJトラストグループの広告モデルに抜擢されCFを撮影したが、庶民を相手に高金利で商売をする消費者金融のモデルになったという非難から契約を解除した。今回、ヒーローズのスポンサーシップ問題で再び消費者金融と日本の資本に対する反感が議論を生んでいる。

Jトラストグループに加えて、ラッシュ・アンド・キャッシュ、ミズサラン、ワンキャッシングなどの日系の消費者金融から、やはり日本の資本であるSBI貯蓄銀行、OBS貯蓄銀行などの評判リスクにも拡大している雰囲気だ。ただでさえ日系資本が韓国の金融市場を蚕食していると心配する声が上がっている状況で、これらの企業に対する否定的なイメージが固定化されているものだ。

関連業界のある関係者は、「忘れるころになると出てくる話が日系だから、消費者金融だから、というもの」とし「今回、ヒーローズのスポンサーシップ論議で日系資本の評判リスク問題が再び浮上したものと見ている」と語った。
  • 毎経ドットコム チョン・ジョンホン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-10-28 11:34:31




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