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数字経済 > 企業 > サムスン電子、第3四半期の営業利益7兆3900億確定
< サムスン電子の第3四半期事業部門別実績 >
サムスン電子は今年、施設投資として史上最大規模の27兆ウォンを注ぎ込む。第3四半期までで既に72%が執行された状態だ。サムスン電子は29日、第3四半期の確定業績発表とともに「今年の施設全体の投資規模は、昨年よりも約14%増の27兆ウォン規模」だと明らかにした。半導体製造設備に約15兆ウォン、ディスプレイ施設に5兆5000億ウォンがそれぞれ投入される。半導体部門の投資割合は、D-RAMメモリの 20ナノプロセスへの切り替え、V NANDフラッシュメモリなどのメモリとシステムLSIがそれぞれ80%と20%だ。ディスプレイ部門ではLCD生産ラインの効率化を中心に投資が行われる。
第3四半期の設備投資は、半導体3兆7000億ウォン、ディスプレイ1兆4000億ウォンなど総6兆ウォンで、累積投資は19兆2000億ウォンが執行された。このことから、残りの第4四半期に7兆8000億ウォンに達する投資を追加で執行する予定だ。サムスン電子は来年度の投資計画については保守的に予想した。李明振(イ・ミョンジン)サムスン電子IRグループ専務は「半導体投資の場合、来年の投資の一部を今年に繰り上げて執行した部分があり、一部減少する可能性もあるが、いろいろと変数が多くて確実に言及するのは難しい」と説明した。
サムスン電子はこの日に理事会を開き、第3四半期の連結基準の実績で売上げ51兆6800億ウォン、営業利益7兆3900億ウォンを確定発表した。
売上げと営業利益はそれぞれ、前期よりも6.48%と7.18%増加した。 7兆ウォンを超える営業利益は、昨年の第3四半期と比較すると82.08%増の実績だ。
ウォン安により、部品事業を中心に約8000億ウォンレベルの肯定的な為替の影響も発生した。
事業部門別に見ると、半導体が四半期ベースで史上最大規模の3兆6600億ウォンの営業利益を上げた。売上げ(12兆8200億ウォン)も過去最大規模だ。
メモリ部門ではスマートフォンの新製品発売が増えて需要が拡大したし、クラウドサービスの時代を迎えて企業がデータセンターを拡充したことからサーバ用DRAMの需要も増加した。システムLSI事業は14ナノメートルファウンドリの供給開始と、イメージセンサーなどの高付加価値製品の販売が増えて実績が改善された。
IM (IT&モバイル)部門の営業利益は2兆4000億ウォンで、前四半期より減少した。売上げは26兆6100億ウォンを記録した。