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採血のない血糖値測定やホログラム技術など、サムスンの未来技術を展示


裸眼3Dディスプレイのホログラム、血糖値やコレステロールの測定が可能なウェアラブル機器、深層学習アルゴリズム技術を適用した次世代の音声認識技術...。

すべてサムスンの未来を導いて行く核心技術だ。サムスンは去る2日、京畿道・器興(キフン)のサムスン電子半導体スポレクスで「サムスン技術展2015」を開催し、これらの未来技術を6日まで展示すると3日に発表した。今年のサムスン技術展のスローガンは「未来技術:挑戦と革新(Future Technology:Challenge and innovation)」だ。

このイベントは系列会社別に開発が完了したか、または開発中の最尖端技術を披露して、未来技術のためのインスピレーションとビジョンを共有する技術交流の場だ。今年は系列会社別に100あまりの技術を展示した。最も目を引くのは、時計のようなウェアラブル機器のみを着用し、血液内の血糖値やコレステロールを測定できる技術だ。採血せずに血糖値などを測定することは、技術的には容易ではない。業界では呼気や超音波、近赤外線などを活用するためのアイデアを出している。サムスン総合技術院が今回紹介したウェアラブル機器は、光を肌に当てて血糖などを測定する方式だ。次世代の裸眼3Dディスプレイ技術の一つであるホログラム技術も今回の展示会で公開された。ホログラムは映画『スターウォーズ』で紹介され、一般人に広く知られている技術の一つだ。

バーチャルリアリティ(VR)コンテンツを簡単に録画できる高解像度の、超小型360度3D VRカメラも今回公開された。これまでVR機器が人気を引き付けられなかった理由として、多くの人々がコンテンツ不足を挙げた。VRコンテンツを録画できる装置が販売されたなら、今後は容易に自分のコンテンツを作成することも可能となる。

この日の会場にはEV(電気自動車)のテスラ「モデルS」とBMW「i8」も展示されて、自動車と電子産業の融合する姿を見せてくれた。サムスンは将来の自動車の3大分野を、環境にやさしい(Green)、接続(Connected)、自律走行(Autonomous)をあげている。サムスンはそのために高効率バッテリーと自動車用メモリとプロセッサ、自律走行を可能にするリアルタイムの状況認識ソフトウェアなどを開発している。
  • 毎日経済_イ・スンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-11-03 17:42:45




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