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韓美薬品、サノフィに5兆ウォン規模の技術輸出…製薬分野では歴代最大規模

ハンミ薬品、5兆の技術輸出…仏の製薬会社へ糖尿病の治療新薬 

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韓美(ハンミ)薬品は独自開発している持続型の糖尿病新薬ポートフォリオ「量子プロジェクト(Quantum Project)」に対する5兆ウォン規模の技術輸出に成功した。契約の相手方は仏多国籍製薬会社のサノフィ(Sanofi)社だ。韓国企業の製薬分野における技術輸出では歴代で最大規模だ。

業界によると5日、ハンミ薬品はサノフィから確定した契約金4億ユーロを得て、続いて臨床開発・許可・商業化に応じて段階的に合計35億ユーロを受けることになる。これとは別に、製品発売後には販売ロイヤリティを二桁のパーセンテージで受け取る。ハンミ薬品の「量子プロジェクト」は、△持続型GLP-1系列エフェグレナタイド(efpeglenatide)、△週1回製剤の持続型インスリン、△エフェグレナタイドとインスリンを組み合わせた週1回製剤のインスリンコンボで構成されている。一言で言えば、糖尿病治療薬の薬効持続時間を引き伸ばし、投薬回数を減らしてくれる薬というわけだ。

ハンミ薬品は去る9月、スウェーデンのストックホルムで開かれた欧州糖尿病学会で、量子プロジェクトに関連する研究結果9件を発表した。これによると、エフェグレナタイドに対する月1回用法の後期第2相に成功した。つまり量子プロジェクトが最終的に成功すると、糖尿病患者は一ヶ月に一回の投薬でも糖尿病を治すことができる道が開かれるわけだ。

今回の契約でサノフィは量子プロジェクトのグローバル独占権を獲得した。ただし韓国と中国内の共同商業化の権利はハンミ薬品が持つ。

今回の契約は一定規模を超える技術導入時に要求される、米国公正取引法(Hart-Scott-Rodino-Antitrust Improvements Act)上の承認手続きを残している。
  • 毎日経済_キム・ギチョル記者/イ・ドンイン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-11-06 08:29:49




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