トップ > 数字経済 > 企業 > LG電子、研究開発センター設立して自動車関連事業を大幅に強化

LG電子、研究開発センター設立して自動車関連事業を大幅に強化


  • LG電子、研究開発センター設立して自動車関連事業を大幅に強化
  • < 包括的な電気自動車の割合 / 増えるLG電子VC事業部の生産実績 >

LG電子は自動車部品関連の研究開発(R&D)センターを別途に設立して人材も大挙補充するなど、自動車関連事業を大幅に強化した。自律走行電気自動車(EV)のような「スマートカー」に使用される部品の開発も先取りして準備している。

11日、LG電子によると最近、最高技術責任者(CTO)部門内の自動車関連技術を開発していた組織を一つに統合し、「自動車部品技術センター」を新設した。これまでCTO部門の自動車部品の研究開発はCI(Creative Innovation)センター内の研究所が担当したが、今回組織を大きくしてセンターに格上げしたものだ。この組織はLG電子仁川キャンパスにあるVC事業本部の研究開発組織と緊密に協力し、LG電子だけの差別化された源泉技術と先行要素の技術開発を担当することになる。

LG電子は初代センター長として、未来EV業務を担当しているユン・ヨンチョル専務を任命した。今年初め、自動車部品会社である米国デルファイ社からLG電子に迎え入れられたユン専務は、米シンシナティの大学院を出てTRWとGM、デルファイなどの世界的な自動車関連企業で働いた。特に自動車の安全性分野のソリューションプロバイダであるTASSと、リチウムイオン電池の専門メーカーであるA123システムズでもキャリアを積むなど、LG電子の自動車部品研究開発の核心人材としてあげられる。

LG電子はセンター設立とともに、自動車事業のための研究開発人材も大幅に拡充した。今年の上半期にスマートフォンを開発するMC事業本部の開発人材が大挙移動したことに続き、最近ではテレビ開発人材の移動も活発だ。自動車関連ソフトウェアの開発が重要になったことから、LG電子のスマートTVオペレーティングシステムである「ウェブOS」の開発人材の多くが自動車事業部門に移動した。

LG電子の関係者は、「CTO部門内のR&D人材の半分ほどが自動車部品の方で仕事をすると見られる」とし、「自律走行技術の開発のための独立した研究チームも続々と発足している」と説明した。 LG電子が特に気にする分野はEVだ。各国政府が燃費と環境にやさしい関連規制を強化することで、世界はEV時代へと急速に移行している。

LGは、LG化学はEV用バッテリー、LGディスプレーが次世代自動車用ディスプレイ、LG電子とLGイノテックが車載用インフォテイメントシステムと部品などを生産するなど、グループレベルでEV部門に強みがあるという評価だ。特にLG電子は今回のセンター設立をきっかけに、自律走行EVであるスマートカーを念頭に置いた先行研究に注力するという覚悟だ。

LG電子は来年末から、GMが生産するEV「シボレーボルトEV」に中核部品とシステム11種を供給することにするなど、関連技術も認められている。特にEVの駆動軸に動力を提供するコア装置である駆動モータを供給することは、LG電子のEV向けの技術力が相当なレベルに達したという説明だ。 GMはEV開発のために、LG電子をこれまでの自動車部品会社ではなくパートナーとして選択した。 GMがLG電子を重要なパートナーにしたことは、家電分野でこれまで磨いてきた技術力を認めたことだ。
  • 毎日経済_イ・スンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-11-11 20:03:46




      • facebook icon
      • twetter icon
      • RSSFeed icon
      • もっと! コリア