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サムスンバイオロジックス、バイオ医薬品受託生産で世界1位を目指す


サムスングループの将来の収益源の一つであるバイオ産業の系列会社、サムスンバイオロジックス(Samsung BioLogics)社は仁川の松島3工場の着工計画を今月中に発表する。定期的に開かれるサムスングループの主要社長団会議でもバイオの専門家を招請して講演を聞くなど、よどみないバイオ分野における歩みの一環だ。

サムスンバイオロジックスのキム・テハン社長は11日、サムスン瑞草社屋で開かれた主要社長団会議の直前、記者らと会って「(3工場)増設と関連して、記者を松島(ソンド)に招待し説明する機会を今月中に作る予定」だと明らかにした。キム社長は「(この場で)工場・投資の規模、スケジュールなどの具体的な計画を申し上げる」と付け加えた。

サムスンバイオロジックスは、グループ持株会社格であるサムスン物産と核心系列会社であるサムスン電子が合弁で会社を設立した。統合サムスン物産の発足当時に核心事業領域の一つとしてバイオをあげ、関連事業は李在鎔(イ・ジェヨン)サムスン電子副会長が直接報告を受けるほど、グループレベルで念を入れている分野だ。サムスン内で最高のバイオ専門家としてイ・ジェヨン副会長をあげるほどだ。

実際に、サムスンバイオロジックスはイ・ジェヨン副会長の全面的な支持の下、バイオ医薬品受託製造(CMO)事業に速度を加えている。 CMOは有数製薬会社の薬を委託生産する方法で、サムスンバイオロジックスはバイオ医薬品に特化して製造を代行している。これまでに世界的なバイオ企業の米BMS、スイスのロシュ社との契約を締結した。来年第1四半期には単一の設備では世界最大の、15万リットル規模の松島第2工場を稼働する方針だ。これに加えて3工場を追加で建てるという計画を発表するわけだ。サムスンバイオロジックスは2020年までに、バイオ医薬品の受託生産で世界1位に躍進するという目標を持っている。

サムスングループの役員らのバイオ学習への熱気も熱い。この日の主要社長団会議では、延世大のクォン・ヨングン生化学教授を招いて「バイオ産業の展望と将来ビジョン」をテーマに講演を聞いた。サムスングループは今年に入り、ソン・ギウォン延世大生化学教授やカイストのキム・デシク教授など、バイオ関連の専門家を招いて相次いで講演を聞いている。

クォン教授はこの日、「大型医薬品の特許切れでバイオブームが造醸し出され、パイプライン確保の競争が激しくなっている」と分析した。サムスンバイオロジックスの子会社であるサムスンバイオエピス(Samsung Bioepis)は「バイオシミラー(バイオ医薬品後発医薬品)」事業に注力している。サムスングループは2020年、バイオ事業で1兆8000億ウォンの売上を上げたいという抱負を持っている。
  • 毎日経済_イ・ギチャン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-11-11 20:05:47




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