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サムスン電子、チップ一つで体温・心拍数・感情をチェックするセンサー商用化


韓国のサムスン電子は、次世代のシステム半導体であるバイオセンサーを来年の第1四半期に商用化すると16日、明らかにした。

バイオセンサーとは、ひとつの半導体チップで体温と心電図、心拍数、情緒的感性など、様々な生体信号をモニタリングすることができる先端部品だ。

サムスン電子はこの日、シンガポールのリッツカールトン(Ritz-Carlton)ホテルで開かれた企業説明会「2015インベスター・フォーラム」で、このような内容を骨子とする次世代の戦略を発表した。

サムスン電子システムLSI事業部マーケティングチームのホン・ギ​​ュシク常務は「次世代モバイル体験のための革新」をテーマにした発表で、バイオセンサーの商用化の時期を聞かれると、「来年の第1四半期になるだろう」と答えた。

ホン常務によると、サムスン電子が開発しているバイオセンサーは、それぞれ個別のチップを組み合わせた時よりも消費電力と大きさをそれぞれ50%、80%に減らすことができる。バイオセンサーはサムスン電子の李在龍(イ・ジェヨン)副会長が強く推進している新樹種事業分野「スマートヘルスケア」と一脈相通ずる新武器だ。

イ副会長は昨年、中国ボアオ・フォーラム(Boao Forum)に参加して「モバイル通信を基盤にした新しいアプリケーションソリューション事業の見通しが明るい」とし「スマートフォンに続く次世代ビジネスとしてモバイルを基盤にしたスマートヘルスケア事業を推進している」と明らかにした。

バイオセンサー活用の可能性は無限だ。例えば、この部品が搭載されたウェアラブル・ブレスレットを利用して、様々な個人識別装置を作ることができる。心拍数は人それぞれ固有のものであるため、複製が困難だからだ。ここに呼吸とストレス水準などまで、客観的なデータを確認することができ、関連アプリや機器を多数作ることができる。

サムスン電子は1年に2回ずつインベスター・フォーラムを開き、国内外の機関投資家と証券会社のアナリストなどを相手に、将来の戦略について説明している。
  • 毎日経済 イ・ギチャン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-11-18 00:25:31




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