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SKグループ、新しい成長動力を集中的に育成


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崔泰源(チェ・テウォン)SK会長は、買収・合併(M&A)と株式引受を通じた新成長動力の発掘に本格的なドライブをかけた。

SKグループは24日、SK(株)は4816億ウォンを投資して半導体製造工程に必須のガスを生産するOCIマテリアルズ(OCI Materials)の株式49.1%を取得することにしたと発表した。この日、SK(株)は次いで国内カーシェアリング(車両共有サービス)1位の「ソカー(SOCAR)」に590億ウォンを投資して株式20%を確保したと語った。 「強いSK」の建設を明らかにしたチェ会長が経営に復帰した後、SKグループがグループの新しい主力事業発掘のために本格的に乗り出した姿だ。

SKグループは通信・エネルギー・半導体へとつながる既存の事業ポートフォリオの収益性低下に備えるために、新しい成長動力を集中的に育成することを明らかにした。この日に行われた買収と投資は、この文脈で解釈することができる。 OCIマテリアルズの株式引受を通じて半導体素材・モジュール分野への進出に乗り出すと同時に、「ソカー」の株式を確保してICT融合サービス分野への進出の足場を整えたわけだ。

SKグループもOCIマテリアルズの買収に対して、「半導体素材の中核事業へ本格進出する機会を整えたことに意味がある」と説明した。 OCIマテリアルズは半導体製造などに必要不可欠な三フッ化窒素(NF3)の世界生産量の50%を担う企業だ。

SKテレコムは子会社のSKブロードバンドを通じて1兆ウォンほどでCJハロービジョン(CJ HelloVision)を買収し、ITサービス分野の力量の強化に乗り出した。 LNG分野ではチェ会長が今月初めに直接中国に飛んで、中国内で最大のLNG発電容量を保有している国電グループ(中國國電集團)の李慶奎(リーチンクイ)会長に会って合弁案を議論した。

またバイオ・製薬分野では、SKバイオテック(SK Biotek)が今月初めに700億ウォンの増設計画を明らかにして乗り出した。 SKバイオテックは今年4月、SKバイオファーム(SK biopharmaceuticals)の医薬品中間体の製造部門を分割して設立した会社だ。 2011年にSKから分割されたSKバイオファームが新薬の研究開発を担当して、SKバイオテックが医薬品を生産する仕組みだ。財界はこの過程でM&Aに積極的に乗り出すと予想している。

反対を押し切って買収したハイニックス(Hynix)がグループの孝行会社になった「ハイニックス効果」を経験したチェ会長が、成長動力発掘のための手段としてM&Aを第1順位に置いて検討するだろうというわけだ。

最近はM&A市場に売り物が出てくるたびに、「グループの主力事業ではない分野での拡張は考慮していない」という解明にもかかわらず、SKグループは有力な買収候補にあげられている。今年だけ見てもCJハロービジョン、OCIマテリアルズのほかにKTレンタルの買収戦に参加した。

この延長線上で、財界ではSKグループが今年の年末人事を通じて、グループ次元での成長動力の育成機能を強化すると見ている。具体的には、グループ内の主要な懸案の調整業務を担当するスペックス追求協議会の成長戦略機能を拡大するだろうとの見通しだ。
  • 毎日経済_チョン・ウク記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-11-24 23:29:11




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