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緑十字「4価ワクチン」韓国初の許可…世界で4番目


韓国の緑十字が既存「3価インフルエンザワクチン」の代案である「4価ワクチン」を韓国企業の中で初めて承認された。

26日、韓国食品医薬品安全処は緑十字の4価ワクチンである「GC 4価インフルエンザ(GC Flu Quadrivalent)」品目を承認した。これにより、緑十字はグローバル製薬企業のグラクソ・スミスクライン(GSK)、サノフィ(Sanofi)、アストラゼネカ(Astrazeneca)に続き、世界で4番目に次世代のインフルエンザワクチンである4価ワクチンを独自生産できる会社となった。

4価ワクチンはA型インフルエンザウイルスの2種とB型インフルエンザウイルスの2種の計4種ウイルスを、1回の接種だけで予防することができる。これまで3種類のウイルスを予防できる3価ワクチンが市場を主導していたが、ウイルスの変異による大流行に備えるには力不足だという指摘が提起されていた。

グローバル市場調査機関であるデータモニター(datamonitor.com)によると、2017年に米国のインフルエンザワクチン市場は4価ワクチンへと完全に置き換わると予想される。緑十字は今回の許可により、来年の世界ワクチン市場の入札に、4価ワクチンで参加できるようになる見込みだ。

来年のインフルエンザワクチンの入札は、1月と6月に予定されている。NH投資証券のイ・スンホ研究員は「今年のインフルエンザ予防接種が大詰めで、緑十字がすぐに生産することはできないだろう」とし「ただ、競争社より先に製品を発売して、技術力を証明したという点は注目できる」と述べた。
  • 毎日経済 イ・ドンイン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-11-26 17:16:38




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