トップ > 数字経済 > 企業 > LGグループ、人事の核心はク・ボンジュンLG電子副会長の異動
26日、LGグループをはじめとして財界の年末人事が始まった。サムスングループは来週初め、現代自動車グループとSKグループなどは来月中旬を予想するなど、年末まで大企業の人事が続々と続くものと思われる。この日に公開されたLGグループの人事を見ると、今年の大企業は人材の再配置など、大々的な雰囲気刷新の風が吹くと予想される。 LGグループだけでも具本俊（ク・ボンジュン）LG電子副会長を含め、多くの最高経営責任者（CEO）が席を異動した。実績が振るわないCEOは後ろに退くなど、信賞必罰の雰囲気が激しい状況だ。能力と成果に応じて、重責を引き受けた経営者を果敢に抜擢する様子だ。
来るべき危機に備えた先制的な構造調整とともに、将来の収益源を作るために組織を改編したことも大きな特徴だ。すでにサムスングループは化学系列会社すべてをグループから外し、事業構造を電子・バイオ・金融で再編している。 LGも今回、グループ持株会社として新成長事業推進団を作り、具本茂（ク・ボンム）会長の弟のク・ボンジュン副会長を団長に就かせるなど、新成長動力の発掘に注力している。
組織のスリム化も年末に断行される大企業人事の核心の一つだ。サムスングループは役員数を20~30％ほど削減する中で、今年の昇進数を最小限に抑えるという方針だ。過去4年間、小幅だが役員昇進数を着実に増やしてきたLGグループも、今年は前年（130人）に比べて20％ほど減った昇進数を予告している。
一方、この日に断行されたLGグループの人事は、現在のグループの困難な状況をLGがどのように解くのかを示す意志の表現だった。 LG電子、LGイノテック、LG化学、LG生活健康、（株）LG、LGディスプレー、LGハウシスはこの日にそれぞれ取締役会を開き、役員人事を確定した。 27日にはLGテレコムとLG CNS、LG商社などがそれぞれ取締役会を開催して役員人事を追加発表する。
今回のLGグループの人事の核心は、ク・ボンジュンLG電子副会長がグループ持株会社の（株）LGの新成長事業推進団長に異動することだ。この5年間、LG電子の自動車部品や太陽光発電などの新事業を発掘したク副会長は、今後はグループが将来の成長事業と目している素材・部品、自動車部品、エネルギーなどを集中的に支援して、系列会社に散らばっている事業ポートフォリオを一つに結ぶ役割を果たすことになる。
これまで（株）LGで系列会社の業務調整を行っていたシナジーチームは、既存の事業開発チームと統合して新成長事業推進団を支援する役割を果たすことになる。ペク・サンヨプ（株）LG事業開発チーム長が副社長昇進1年めで社長に抜擢昇進し、シナジーチーム長を務めることになった。
LG電子はク・ボンジュン副会長の異動によって、1人CEO体制から各事業を担当する事業本部長自らが責任経営をとる体制に変わる。現在、LG電子は携帯電話のMC事業本部、生活家電のH&A事業本部、テレビのHE事業本部、自動車部品のVC事業本部など4つに分かれている。このため、LG電子は4つの事業本部長のうち2人をそれぞれ代表取締役に選任した。これまでの各社の代表取締役であるチョン・ドヒョン社長（CFO）とともにチョ・ソンジンH&A事業本部長（社長）、チョ・ジュンホMC事業本部長（社長）がそれぞれ代表取締役を務め、3人の代表取締役体制に拡大される。
今回のLGグループの人事で目を引く部分は、成果が良い人材に対する破格的な抜擢人事だ。社長級で5人、副社長級で1人になる。
昨年にはなかった副会長昇進も、今年は2人も行われた。 韓相範（ハン・サンボム）LGディスプレイ社長は、LCD産業が成熟期に入って成長が鈍化して供給過剰が構造化した2012年にCEOに就任し、14四半期を連続で黒字を記録した功労を認められて今回は副会長に昇進した。
LG化学で自動車のバッテリー事業を陣頭指揮した権映寿（クォン・ヨンス）社長も今回、LGテレコム代表取締役に異動して副会長に昇進する。
一方、朴鍾碩（パク・チョンソク）LG電子最高技術顧問（CTA）社長は今回LGイノテック代表取締役社長に、イ・ウンボムLGイノテック代表取締役社長はクォン・ヨンス副会長が担当したLG化学のバッテリー事業本部長社長にそれぞれ選任された。
LGグループ、人事の核心はク・ボンジュンLG電子副会長の異動
一にも二にも危機対応…将来の収益源を強調し組織改編
< 上列左からペク・サンヨプLG社長、イ・サンボンLG電子社長、ホン・スングクLG電子社長、ソン・オクドンLG化学社長
下列左からキム・ミョンファンLG化学社長、チョン・ホヨンLG化学社長、イ・ドンヨル サーブワン社長、イ・ジョンエLG生活健康副社長 >
来るべき危機に備えた先制的な構造調整とともに、将来の収益源を作るために組織を改編したことも大きな特徴だ。すでにサムスングループは化学系列会社すべてをグループから外し、事業構造を電子・バイオ・金融で再編している。 LGも今回、グループ持株会社として新成長事業推進団を作り、具本茂（ク・ボンム）会長の弟のク・ボンジュン副会長を団長に就かせるなど、新成長動力の発掘に注力している。
組織のスリム化も年末に断行される大企業人事の核心の一つだ。サムスングループは役員数を20~30％ほど削減する中で、今年の昇進数を最小限に抑えるという方針だ。過去4年間、小幅だが役員昇進数を着実に増やしてきたLGグループも、今年は前年（130人）に比べて20％ほど減った昇進数を予告している。
一方、この日に断行されたLGグループの人事は、現在のグループの困難な状況をLGがどのように解くのかを示す意志の表現だった。 LG電子、LGイノテック、LG化学、LG生活健康、（株）LG、LGディスプレー、LGハウシスはこの日にそれぞれ取締役会を開き、役員人事を確定した。 27日にはLGテレコムとLG CNS、LG商社などがそれぞれ取締役会を開催して役員人事を追加発表する。
今回のLGグループの人事の核心は、ク・ボンジュンLG電子副会長がグループ持株会社の（株）LGの新成長事業推進団長に異動することだ。この5年間、LG電子の自動車部品や太陽光発電などの新事業を発掘したク副会長は、今後はグループが将来の成長事業と目している素材・部品、自動車部品、エネルギーなどを集中的に支援して、系列会社に散らばっている事業ポートフォリオを一つに結ぶ役割を果たすことになる。
これまで（株）LGで系列会社の業務調整を行っていたシナジーチームは、既存の事業開発チームと統合して新成長事業推進団を支援する役割を果たすことになる。ペク・サンヨプ（株）LG事業開発チーム長が副社長昇進1年めで社長に抜擢昇進し、シナジーチーム長を務めることになった。
LG電子はク・ボンジュン副会長の異動によって、1人CEO体制から各事業を担当する事業本部長自らが責任経営をとる体制に変わる。現在、LG電子は携帯電話のMC事業本部、生活家電のH&A事業本部、テレビのHE事業本部、自動車部品のVC事業本部など4つに分かれている。このため、LG電子は4つの事業本部長のうち2人をそれぞれ代表取締役に選任した。これまでの各社の代表取締役であるチョン・ドヒョン社長（CFO）とともにチョ・ソンジンH&A事業本部長（社長）、チョ・ジュンホMC事業本部長（社長）がそれぞれ代表取締役を務め、3人の代表取締役体制に拡大される。
今回のLGグループの人事で目を引く部分は、成果が良い人材に対する破格的な抜擢人事だ。社長級で5人、副社長級で1人になる。
昨年にはなかった副会長昇進も、今年は2人も行われた。 韓相範（ハン・サンボム）LGディスプレイ社長は、LCD産業が成熟期に入って成長が鈍化して供給過剰が構造化した2012年にCEOに就任し、14四半期を連続で黒字を記録した功労を認められて今回は副会長に昇進した。
LG化学で自動車のバッテリー事業を陣頭指揮した権映寿（クォン・ヨンス）社長も今回、LGテレコム代表取締役に異動して副会長に昇進する。
一方、朴鍾碩（パク・チョンソク）LG電子最高技術顧問（CTA）社長は今回LGイノテック代表取締役社長に、イ・ウンボムLGイノテック代表取締役社長はクォン・ヨンス副会長が担当したLG化学のバッテリー事業本部長社長にそれぞれ選任された。
- 毎日経済_イ・スンフン記者 | (C) mk.co.kr
- 入力 2015-11-27 09:10:00
