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噂になっていたサムスンの自動車事業進出「現実に」

サムスン電子、自動車電装事業チーム新設…グォン・オヒョン副会長直属の組織に 

サムスン電子は自動車電気部品事業を総括する「電装事業チーム」を新設した。事実上、サムスン電子の自動車部品事業の本格進出を宣言したものと解釈される。家電はもちろん、スマートフォンをはじめとするITで積み上げてきたサムスン電子のノウハウを、自動車産業に適用して新事業分野として育てるという戦略だ。

サムスン電子は9日、組織改編案の発表を介して、生活家電部品(C&M)事業チーム長を務めていたパク・チョンファン副社長を、新設電裝事業チーム長に選任したと発表した。DS(部品)部門長であるクォン・オヒョン副会長が総合技術院とともに、電装事業チームを管掌する予定だ。

自動車の電装は、車両に入るすべての電気・電子・IT機器をいう。車両用の半導体をはじめ、テレマティクス(TELEMATICS)、CID(中央情報処理装置)、HUD(ヘッドアップディスプレイ)などが含まれる。

サムスン電子は、電装事業は短期間内の能力確保を目標に、初期にはインフォテインメント(Infortainment)、自律走行を中心に力量を集中して、今後の系列会社間の協力を強化していくことにした。自動車部品事業に対する意志は、同日発表したサムスンSDIの組織改編でもそのまま現れた。自動車用バッテリーの競争力強化のための素材センターを新設し、キム・ユミ新任副社長が引き受けることにした。サムスンSDIの既存の各組織の枠をほぼ変えずに、唯一新設したものがバッテリー素材センターだ。日本にほとんど依存しているバッテリー素材分野でも、競争力を引き上げるという戦略だ。
  • 毎日経済 ソン・ソンフン記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-12-09 16:51:49




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