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中国の景気低迷により業績悪化した斗山インフラコア…「要」部門の売却に成功


中国の景気低迷で業績が悪化して危機に陥った斗山インフラコアは、いちばん要の部門である工作機械事業グループの売却に成功した。 1兆3600億ウォンの資金を確保することにより、ターンアラウンドの契機を整えたという評価だ。核心系列社である斗山インフラコアの業績悪化で危機に追い込まれた斗山グループも、ひと息つけることになった。

掘削機などの建設機器や工作機械などを生産する斗山インフラコアは23日、世界的な金融グループのSC(スタンダードチャータード)の私募ファンドであるSC PE(プライベートエクイティ)を、工作機械事業グループの買収優先交渉対象者として選定したと明らかにした。 予想に反してSC PEは国内最大私募ファンドのMBK Partnersを引き離し、優先交渉対象者に選定された。

SC PE側は買収金額として1兆3600億ウォンを書いて出した。斗山インフラコア側は売却代金を緊急の融資と社債を償還するなど、財務構造の改善に使うと明らかにした。斗山インフラコアは、実査・契約協議などを経て1月中旬に本契約を締結し、来年3月ごろに売却作業を終える予定だ。

斗山側は、提案価格が内部の期待価格には及ばないものの、構造調整の圧迫が強い状態で、売却価格をさらに高める場合には市場の信頼を失う可能性があると判断し、最終的にSC PEを引受者に選定した。

斗山インフラコアの工作機械事業グループは昨年、1兆3243億ウォンの売上と1571億ウォンの営業利益を記録した最も重要な部門だ。斗山インフラコアは建設機械事業グループ、工作機械事業グループ、エンジン事業グループに分けられ、工作機械事業グループの営業利益率は11.9%に達する。

斗山インフラコアは今年に入り、ボブキャットホールディングスの事前企業公開(Pre-IPO)を通じて7000億ウォンを調達し、今年の上半期には280%に達した負債比率を第3四半期は230%にまで下げた。今回の追加で工作機械事業部の売却が正常に完了すると、負債比率は100%台の前半まで低下すると予想される。
  • 毎日経済_パク・ヨンボム記者/カン・ドゥスン記者/ハン・ウラム記者 | (C) mk.co.kr
  • 入力 2015-12-23 17:50:26




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